はじめに

さあ、第14回の講座の内容にまいりましょう。今回は「絵や図で考えを整理する」というテーマ。言葉だけで考えようとすると、頭の中がもやもやしてしまうことってありますよね。そんなときこそ、紙とペンの出番なのです。絵や図にするだけで、あら不思議、ぐんと考えが整理されてくるものです。どうぞ肩の力を抜いて、ご一緒に学んでいきましょう。

サマリ

考えを「見える形」にすることは、デザインシンキングの大切な一歩です。上手に描く必要はまったくありません。丸や矢印、簡単なイラストを使うだけで、頭の中のもやもやがすっきりと整理されます。今回は、絵や図を使って考えを深めるコツをやさしくお伝えします。

詳細

なぜ「書く」より「描く」のか?

私たちは日ごろ、考えるときに言葉を使います。でも言葉だけでは、情報が一列に並んでしまいます。前後関係や全体像が見えにくくなるのです。

一方、絵や図は「面」で情報を表現できます。たくさんのことを同時に見渡せるのが最大の強みです。たとえば、旅行の計画を立てるとき、文章で書くよりも地図に書き込んだほうがイメージしやすいですよね。それと同じ感覚です。

頭の中にあるものを「外に出す」ことで、自分でも気づいていなかったアイデアが浮かんでくることもあります。

上手に描く必要はありません

「絵が苦手だから…」と心配している方、どうぞご安心ください。ここで必要なのは、画力ではありません。

丸を描いて、その中に言葉を書く。それだけで立派な「図」です。矢印で要素をつなぐだけでも、関係性が一目でわかります。棒人間だって、立派な「人」を表せます。

大切なのは「きれいに描くこと」ではなく「考えを外に出すこと」です。雑でいい、下手でいい。とにかく紙に出してみることが第一歩です。

よく使われる図の種類を知っておきましょう

デザインシンキングでよく使われる図には、いくつかの種類があります。難しく考えなくても大丈夫です。

まず「マインドマップ」。テーマを真ん中に書いて、思いついたことを枝のように広げていく方法です。自由に発想を広げるのにぴったりです。

次に「フローチャート」。「まずAをして、次にBをする」という流れを矢印でつなぐ図です。手順や物事の流れを整理するのに向いています。

そして「ベン図」。二つの丸が重なった図で、共通点や違いを整理するのに便利です。「あの人とこの人の困りごと、実は重なっている部分があるな」と気づいたりできます。

どれも、特別な道具は必要ありません。紙とペンがあれば今すぐ始められます。

実際にやってみよう!簡単な練習

では、ひとつ試してみましょう。テーマは「朝の準備をもっとスムーズにしたい」です。

まず紙の真ん中に「朝の準備」と書いて丸で囲みます。そこから線を伸ばして、「起きる時間」「朝ごはん」「着替え」「忘れ物」など、思いつくことをどんどん書き出します。

書き出したら、「時間がかかっているもの」を赤で囲んでみます。すると「あ、着替えに時間がかかっているな」と気づけたりします。言葉で考えるよりも、ずっと早く問題の輪郭が見えてきます。

これがまさに、図で考えることの醍醐味です。

図を描くと「会話」も変わります

絵や図のもうひとつの大きな力は、「人に伝えやすくなる」ことです。

チームで何かを考えるとき、言葉だけで説明するとすれ違いが起きやすいものです。でも、図を見ながら話すと「あ、こういうことね」と理解が早まります。

付箋を使ってホワイトボードに貼り出すのも、同じ発想です。みんなで同じ「絵」を見ながら話すことで、議論がぐっと深まります。

図は、自分のためだけでなく、チームのコミュニケーションツールにもなるのです。

おわりに

いかがでしたか。言葉にならないもやもやも、絵や図にしてしまえばずいぶん軽くなるものですよ。考えることを難しく構える必要はありません。紙に丸を描いて、そこから始めてみてくださいな。さて次回は「質問力を鍛えよう」というテーマでお会いしましょう。どんな問いを立てるかが、考えの深さを決めるのです。どうぞ楽しみにしていてくださいね。

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oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。