はじめに

さあ、第13回の講座の内容にまいりましょう。あなたの毎日の中には、まだ誰も気づいていない「宝」が眠っていますよ。それは華やかなものではなく、ちょっとしたため息や「あ、面倒くさいな」というつぶやきの中にあるのです。わたくしおやシュミが、そっとその扉を開くお手伝いをいたしますね。今日も肩の力を抜いて、ご一緒にまいりましょう。

サマリ

今回は「日常に潜む不便を探す」がテーマです。デザインシンキングの出発点は、困っていることを見つけることにあります。特別な場所に出かけなくても、日々の暮らしの中にヒントはたくさんあります。小さな「なんか嫌だな」を丁寧に拾う習慣が、よいアイデアへの第一歩になりますよ。

詳細

「不便」こそが、よいアイデアの種になります

デザインシンキングでは、まず「困りごとを見つける」ところから始まります。でも、「困りごとなんてないかも」と感じる方もいるかもしれません。実は、困りごとは劇的なものでなくて大丈夫です。「ペットボトルのふたが開けにくい」「スーパーの袋がなかなか開かない」。そんなちょっとしたモヤモヤが、すでに立派な「不便」なのです。大きな問題だけが対象ではないと知るだけで、ぐっとアイデアが生まれやすくなりますよ。

一日の中で「ため息」をついた瞬間を思い出してみましょう

不便を探す一番よい方法は、自分のため息に耳を傾けることです。今日一日を振り返ってみてください。「あ、またやってしまった」「これ、もう少しどうにかならないかな」と思った場面はありませんでしたか。通勤中に傘がうまくたためなかった。会議室のプロジェクターがなかなかつながらなかった。冷蔵庫の奥のものが取り出しにくかった。どれも小さなことですが、その小さなことの積み重ねが「不便の宝庫」です。まずはメモ帳やスマートフォンに、気になった瞬間を書き留めてみてください。

「当たり前」に慣れすぎていませんか?

不便を探すうえで、実は一番難しい壁があります。それは「慣れ」です。長い間ずっとそうだったから、それが普通だと思い込んでしまうことがあります。たとえば、電車のドアが閉まるとき毎回ちょっと焦る、という方はいませんか。でも、それはもしかしたら「改善できる不便」かもしれません。「ずっとそういうものだから」と思っていたことを、一度疑ってみる目を持つことが大切です。「本当にこれでいいのかな?」とやさしく問いかける習慣が、不便発見のコツになります。

他の人の「困った顔」にも注目してみましょう

自分の不便だけでなく、まわりの人の様子を観察することもとても大切です。お年寄りが小さな文字を読むために目を細めている。子育て中のお母さんが両手がふさがった状態でドアを開けようとしている。そんな場面を街中や職場で見かけたことはありませんか。自分は不便に感じなくても、誰かにとっては毎日の困りごとになっている場合があります。「あの人、ちょっと大変そうだな」という感覚も、立派な不便の発見です。観察の目を少し養うだけで、気づきがぐんと増えますよ。

見つけた不便は、どんどんメモして集めましょう

不便を見つけたら、すぐに書き留めることをおすすめします。人の記憶は案外あいまいで、夜になると朝の小さなモヤモヤを忘れてしまうものです。手帳でも、スマートフォンのメモアプリでも、付箋でも何でも構いません。「不便メモ」と名前をつけて、気づいた瞬間に書く習慣をつけてみてください。一週間続けると、思っていたよりずっとたくさんの不便が集まってきます。その中から「これは多くの人が困っているかも」と感じるものが、次のステップへのよい材料になりますよ。

おわりに

日常の中の小さなため息を、どうか見逃さないでくださいね。そのひとつひとつが、誰かの暮らしをよくするアイデアへの入り口になるのですから。慌てなくてよいのです。今日から少しだけ、まわりをやさしく眺める目を持ってみてくださいまし。次回の第14回は「絵や図で考えを整理する」というテーマでお届けいたします。頭の中のもやもやを、目に見える形にする楽しさをご一緒に味わいましょう。どうぞお楽しみに。

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oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。