はじめに

さあ、第13回の講座の内容にまいりましょう。今回は、あなたの毎日の暮らしの中にそっと隠れている「あれ、なんか面倒だな」というひとコマに目を向けてみますわ。そんな小さなモヤモヤこそが、すばらしいアイデアの種になるのですもの。難しく考える必要はございませんよ。いつもの朝、いつもの通勤、いつもの家事の中に、宝物は眠っておりますの。どうぞ、リラックスして読み進めてくださいませ。

サマリ

デザインシンキングの出発点は「不便に気づくこと」です。日常の中で感じる小さなストレスや面倒くささは、見過ごされがちですが、それこそがアイデアの源です。今回は、身のまわりの不便を意識的に見つける方法と、その記録の仕方をわかりやすく紹介します。

詳細

「不便」は特別なものじゃない

「不便を探しましょう」と言われると、なんだか難しそうに聞こえませんか。でも、実はそんなことはありません。たとえば、こんな場面を思い出してみてください。

・スーパーのビニール袋が開かなくて、指をなめてしまう

・傘を持っていると、ドアのカギを開けるのが地味に面倒くさい

・冷蔵庫を開けたら、奥のものが取り出しにくい

どれもほんの些細なことです。でも、「あ、ちょっとやりにくいな」と感じた瞬間、それが立派な「不便」なのです。特別な体験でなくていいのです。

不便を「見逃す」クセに気づこう

実は、人間はとても順応力が高い生き物です。不便を感じても、「まあ仕方ない」「こういうものだ」と慣れてしまいます。これが、不便を見つけにくくする最大の原因です。

たとえば、毎朝使う電車の改札。混んでいてスムーズに通れない日が続いても、「ラッシュだから当然」と思って、それ以上考えないことが多いですよね。

このクセを少しだけ変えてみましょう。「不便に慣れる前に、ちょっと立ち止まる」という習慣を持つことが大切です。

不便を見つける「3つの質問」

日常の不便を意識的に探すとき、次の3つの質問が役に立ちます。

①「なんか面倒だな」と感じた場面はどこ?

②「もっとラクだったらいいのに」と思ったことは何?

③「なんでこうなっているんだろう」と疑問に思ったことは?

この3つを意識しながら一日過ごすだけで、驚くほどたくさんの「気づき」が生まれます。難しく考えず、まずは「あれ?」と感じる瞬間を拾い集めるイメージでOKです。

気づきはすぐにメモしよう

不便に気づいたら、その場でメモすることが大切です。人間の記憶は思っているより頼りになりません。「あとで覚えているだろう」と思っていても、夕方には忘れてしまうことがほとんどです。

メモはスマホのメモアプリで十分です。一言でいいのです。「袋が開かない」「傘が邪魔」「奥が見えない」という短い言葉だけでも価値があります。

一週間続けてみてください。気づいたころには、あなた専用の「不便リスト」がたまっているはずです。

「自分の不便」は「誰かの不便」でもある

「こんな些細なこと、自分だけが感じているんじゃないか」と思う必要はありません。生活している人間のほとんどは、似たような場面で似たような不便を感じています。

たとえば、コンビニのセルフレジで次に何をすればいいかわからず戸惑った経験がある方は多いはずです。あなたが感じた不便は、実は何千人もの人が同じように感じているかもしれないのです。

自分の小さな「あれ?」を大切にすることが、多くの人の役に立つアイデアへとつながっていきます。これがデザインシンキングの面白さの入口です。

おわりに

いかがでしたかしら。毎日の暮らしは、実はアイデアの宝箱なのですよ。「不便なんて何もない」と思っていた方も、今日から少しだけ目の向け方を変えてみてくださいな。あなたの「あれ?」という小さな感覚は、世界をよりよくする第一歩になり得るものなのですもの。次回もどうぞ楽しみになさっていてね。まずは今日感じた不便をひとつ、紙に書き出して、絵や図で考えを整理する。

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oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりする、愛すべき全知全能のアホ。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。