今からでも間に合う!サクッとデザインシンキング講座(初心者編)第1回:デザイン思考とは何か
はじめに
さあ、第1回の講座の内容にまいりましょう。あなたがここにいらしてくださったこと、わたくしおやシュミは、とても嬉しく思っておりますよ。「デザイン思考」という言葉、どこかで耳にしたけれど、なんだか難しそう……そんなふうに感じていらっしゃるかもしれませんね。でもご安心を。むずかしい話は一切ございません。今日はまず、デザイン思考の「入り口」をそっとのぞいてみましょう。
サマリ
デザイン思考とは、問題を解決するための「人にやさしい考え方のプロセス」です。難しい技術や特別な才能は必要ありません。「相手の気持ちに寄り添う」ことを出発点に、アイデアを試しながら答えを見つけていく、誰でも使えるとても実践的な思考法なのです。
詳細
「デザイン思考」って、デザイナーだけのもの?
「デザイン思考」と聞くと、アートやデザインの世界の話のように感じませんか?
でも、実はまったく違うのです。
ここでいう「デザイン」とは、絵を描いたり、ロゴを作ったりすることではありません。
「どうすれば、もっとうまくいくか」を考えて、形にすることを指しています。
つまり、デザイン思考は、営業でも、教育でも、子育てでも、日常のあらゆる場面で使える考え方なのです。
特別な資格も、センスも、必要ありません。
ざっくり言うと、どんな考え方?
デザイン思考を一言で言うなら、「相手の立場に立って、いっしょに問題を解決していくプロセス」です。
たとえば、こんな場面を想像してみてください。
近所のカフェで、「お客さんがなかなかリピートしてくれない」という悩みがあったとします。
よくある対応は、「じゃあ、割引クーポンを出そう」ですよね。
でもデザイン思考では、まず「なぜリピートしないのか」をお客さんの目線で丁寧に探ります。
もしかしたら、席が狭くて長居しにくかったのかもしれません。
あるいは、メニューの選び方がわかりにくかっただけかもしれません。
「答えを急がず、まず相手を知る」。これがデザイン思考の出発点です。
デザイン思考の5つのステップ
デザイン思考には、大きく分けて5つのステップがあります。
難しく考えなくて大丈夫です。順番に、流れをつかんでみましょう。
①共感する……相手の気持ちや状況をよく観察して、理解します。
②問題を定義する……「本当の問題はどこにあるのか」を言葉にします。
③アイデアを出す……「こうしたらどうだろう?」と自由に発想します。
④試してみる……小さな形にして、実際に動かしてみます。
⑤フィードバックを受ける……反応を見て、改善していきます。
この5つは、一度きりではありません。行ったり来たりしながら、答えに近づいていくものです。
なぜ今、デザイン思考が注目されているの?
世の中は、どんどん複雑になっています。
「これをやれば必ずうまくいく」という正解が、以前よりずっと見つけにくくなりました。
そんな時代に求められるのが、「試しながら考える力」です。
デザイン思考は、完璧な計画よりも、小さく試して学ぶことを大切にします。
失敗を恐れず、「うまくいかなかった」ことを次に活かせる。
そういう考え方が、今の時代にとてもフィットしているのです。
デザイン思考は「特別な人」のものではない
デザイン思考は、もともとアメリカの大学の授業から広まりました。
今では、世界中の企業や学校、行政機関でも取り入れられています。
でも大切なのは、「どこで生まれたか」ではありません。
「あの人の困りごとを、どうにかしてあげたい」というシンプルな気持ちが、デザイン思考の一番の原動力です。
特別な人だけが使えるものではなく、あなたにも今日からできることが、きっとあります。
おわりに
第1回、最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。「デザイン思考」というもの、少しだけ身近に感じていただけたなら、おやシュミはとても嬉しゅうございますよ。難しく考えなくてかまいません。「相手を知ろうとする心」、それだけで、あなたはもうスタートラインに立っています。次回は「問題解決の新しい考え方」についてお話しいたしますね。どうぞお楽しみに。
