今からでも間に合う!サクッとデザインシンキング講座(初心者編)第4回:観察することの大切さ
はじめに
さあ、第4回の講座の内容にまいりましょう。今回はね、デザインシンキングの中でもとびきり大切な「観察する」というお話をお伝えしたいのよ。「見る」と「観察する」って、同じようで全然違うの。そのちょっとした差が、問題解決の糸口を見つける大きな鍵になるのだから、ぜひじっくり読んでちょうだいな。きっとあなたの日常が、少し違って見えてくるはずよ。
サマリ
デザインシンキングにおける「観察」とは、ただ眺めるだけでなく、相手の行動や表情・言葉にならない気持ちをしっかり受け取ることです。「なぜそうするのか」を深く見ることで、本当の問題や隠れたニーズが見えてきます。観察は共感の入り口であり、よいアイデアの土台になります。
詳細
「見る」と「観察する」はどう違うの?
たとえば、カフェで友だちがコーヒーを飲んでいるとします。「あ、コーヒー飲んでるな」と思うのが「見る」です。でも「なんで砂糖を3つも入れてるんだろう?」「なんでカップを両手で持ってるんだろう?」と気になるのが「観察する」です。同じ場面でも、注目する深さがまるで違います。デザインシンキングでは、この「なぜ?」を持ちながら見ることをとても大切にします。
人は「言葉」より「行動」に本音が出る
「使いやすいですか?」と聞けば、多くの人は「はい、大丈夫です」と答えます。でも実際に使っている様子を見ていると、説明書を何度も読み直していたり、困った顔をしていたりします。言葉と行動がズレていることは、日常にあふれています。観察することで、その「ズレ」に気づくことができます。アンケートでは絶対に拾えない、本当のニーズがそこに隠れているのです。
観察するときに意識したい3つのポイント
観察をうまくするためのコツが3つあります。まず1つ目は「先入観を手放すこと」。「こうだろう」と決めつけると、大事なことを見逃してしまいます。2つ目は「行動だけでなく感情にも目を向けること」。眉をひそめた、ため息をついた、そういう小さなサインを見逃さないようにしましょう。3つ目は「できるだけ自然な状態を観察すること」。「見られている」と意識されると、人は普段とは違う行動をとってしまいます。なるべくさりげなく、日常の場面を観察するのが理想です。
観察メモの取り方:気づきを逃さないために
観察で大切なのは、気づいたことをすぐにメモすることです。頭の中だけに留めておくと、後からどんどん薄れてしまいます。メモには「何をしていたか」「どんな表情・しぐさだったか」「自分はどう感じたか」を書くとよいです。うまい文章じゃなくて大丈夫。箇条書きでも走り書きでも構いません。「あれ、なんか変だな」という小さな違和感こそ、後で宝物になることがあります。
観察はひとりでしなくていい
チームで観察すると、気づきの数がぐっと増えます。同じ場面を見ていても、人によって「引っかかる部分」が違うからです。観察後に「どこが気になった?」と話し合うだけで、思わぬ発見が生まれます。観察はひとりで完結するものではなく、チームで共有することで初めて活きてきます。デザインシンキングはチームで動く場面が多いので、観察もぜひ仲間と一緒にやってみてください。
おわりに
観察って、実はとても愛情深い行為なのよ。相手のことを本当に知りたいと思うから、じっくり見て、感じて、考えるでしょう?それってね、相手への敬意そのものだと私は思うの。難しく考えなくていいわ。まずは明日、身近な誰かの「行動」をちょっとだけ丁寧に見てみることから始めてみて。そうやって少しずつ積み重ねていくことが、やがて大きな共感につながっていくのだから。そして次回はいよいよ、その観察をもとに深めていく「共感とはどういうこと」
