2026年08月31日の株式市場動向まとめ
サマリ
日経平均は前週比で安定的な推移を見せ、66,400円台での推移が続いています。米国株ではエヌビディアなどハイテク企業の好決算が市場をリードし、ナスダックが1.57%上昇するなど堅調な展開となっています。9月の相場では米国の雇用統計などの経済指標が重要な鍵になるとの見通しです。
詳細
日本株の動向
日経平均株価は8月末時点で66,405円程度で推移しており、年初来での上昇率は30%を超える好調な展開が続いています。8月24日から28日の週では389.20円高い6万6405.56円で引けるなど、底堅い推移が見られています。
市場では、AI産業の急速な成長が買い材料になっています。AI関連企業の業績拡大が投資家の関心を高め、特に海外投資家からの関心が顕著に高まっているとみられています。また、国内ではインフレの定着が市場にプラスの影響を与えており、物価上昇による利益額の増加が株価上昇につながっています。
9月初旬の展望としては、米国でのエヌビディアの決算発表やジャクソンホール会議での重要イベントを通過することで、リバウンド機運が高まる可能性があると指摘されています。来週の予想レンジは64,000円から69,000円と、比較的広いレンジが設定されています。
米国株の動向
米国株は8月後半にかけてハイテク産業が主導する相場が継続しています。8月27日のナスダック総合指数は1.57%上昇し、S&P500は0.72%上昇、ダウ平均は0.20%上昇するなど、ハイテク株が牽引する展開となりました。
好調の背景には、エヌビディアの決算発表があります。エヌビディアは2028年度の売上高ガイダンスが市場予想を大幅に上回るとともに、来年度の売上高が70%増加すると予測しており、AI関連企業への強い需要が確認されました。この決算発表により、半導体関連企業のほか、MicrosoftやAmazonなどのクラウド企業も買われています。
一方、市場では7月の物価指標が高止まりを示しており、個人消費支出(PCE)物価指数が前月比0.2%上昇し、コアPCE物価指数も同様に前月比0.2%上昇するなど、インフレの懸念が続いています。
今後の展望
9月の株式市場は重要な経済指標が多数発表される予定です。米国では9月初旬に8月の雇用統計やISM製造業・非製造業景況指数が発表されます。これらの指標は米国の金利見通しに大きく影響するため、日本株の為替や債券市場にも波及効果があります。
FRB議長のジャクソンホール会議での講演内容も重要なポイントとなります。金融政策の方向性によって、ドル円相場が大きく変動する可能性があり、これは日本輸出企業の業績見通しに影響します。
全体としては、AI関連企業の好決算が市場の支えになると予想されますが、米国の金融政策動向や物価動向次第で相場が変動する可能性が高いと言えます。投資家は今後の経済指標と企業決算動向に注視することが重要です。
