2026年08月31日の仮想通貨動向まとめ
サマリ
Bitcoinが7万9,000ドル台で底堅く推移する中、イーサリアムも2,400ドル台を維持。XRPはETF流入が過去最高水準に達し、市場全体に強気ムードが広がっています。米国の暗号資産関連法整備への期待も相場を後押ししています。
詳細
Bitcoin(BTC)
Bitcoinは8月下旬に力強い回復を見せました。現在の水準はそれを大きく下回っていますが、先週の急騰によって数か月分の下落を一気に取り戻した格好です。
時価総額はおよそ1兆3,300億ドルと、2位のイーサリアム(約2,330億ドル)を大幅に引き離しています。トランプ大統領とCoinbase・Robinhoodの代表者がホワイトハウスで会談し、暗号資産関連法案の成立への期待感が高まったことBitcoin ETFへの資金流入は8日連続で続き、8月だけで30億ドルを超えるなど、機関投資家の関心が依然として高い水準を保っています。
イーサリアム(ETH)
イーサリアムも8月は力強い動きを見せました。2026年初頭は景気後退懸念やイーサリアム共同創設者Vitalik Buterinによる大量売却などを背景に急落しました。日足チャートですべての移動平均線を上抜け、50日EMAが100日EMAを上回るゴールデンクロスが形成されており、さらなる上昇を示唆する構造になっています。直近の課題は2,500ドルの壁を突破できるかどうか。下落した場合は20日EMAの2,090ドル付近が次のサポートラインとして意識されます。Standard Charteredは将来的にETHが10年以内に40,000ドルに達すると予測しており、保守的な見方でも10,000ドル前後を目指すという予想も出ています。夏の大部分を0.90〜1.10ドルのレンジで過ごしていましたが、Bitcoinが77,000ドルを突破したことやETF資金流入の再加速などを背景に、わずか1週間で56%超の急騰を演じました。これは2025年8月のSEC和解後の上昇に次ぐ、週間ベースでの大幅な値動きです。
直近では1.39〜1.44ドル付近で推移しており、8月26日にはXRP ETFへの資金流入が2,814万ドルに達し、2026年で2番目に大きな1日あたりの流入額を記録しました。クジラ(大口投資家)のウォレットには約4億6,000万XRPが蓄積され、2月以来最大の買い入れとなっています。RippleがRipple Prime内に機関向けデリバティブ事業「Delta One」を立ち上げ、10億ドル超の規制資本を背景に本格始動しています。9月1日には10億XRPのエスクロー解放が予定されており、約3億トークンが流通市場に供給される可能性があります。需給面での影響に注意が必要です。
今後の展望
3通貨を総じて見ると、8月後半の相場は明らかに「回復フェーズ」に入っています。BTC・ETH・XRPいずれも月間ベースで大きく上昇しており、市場全体のセンチメントは「強気」へと転換しつつあります。
特に注目すべきは米国の法整備動向です。ホワイトハウスと業界大手との対話が進んでおり、暗号資産関連法案の成立が近づけば、市場への資金流入はさらに加速する可能性があります。
