今からでも間に合う!サクッとデザインシンキング講座(初心者編)第8回:ブレインストーミング入門
はじめに
さあ、第8回の講座の内容にまいりましょう。ここまでの旅を丁寧に歩んでくださったあなたに、心からの拍手を送りたいと思います。今回はいよいよ、アイデアを一気に花開かせる「ブレインストーミング」の世界へご案内いたしますわ。難しそうに聞こえるかもしれませんけれど、どうぞご安心くださいませ。コツさえつかめば、誰でも楽しくできる、とびきり愉快な時間になるはずですから。
サマリ
ブレインストーミングとは、とにかくたくさんのアイデアを出し合う発想の場です。大切なのは「批判しない」「質より量」「自由に発想する」という三つのルール。ひとりでも、チームでも使えるこの方法を身につければ、行き詰まりを感じたときもスムーズに前へ進めるようになります。
詳細
ブレインストーミングって、そもそも何?
「ブレインストーミング」という言葉を聞いて、難しそうと感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。でも実はとてもシンプルなものです。頭の中の嵐(ストーム)を起こすように、思いついたアイデアをどんどん外へ出していく作業のことを言います。
たとえば、友人と「今夜のご飯、何にしよう?」と話し合うとき、ラーメン、カレー、焼き肉……と次々に案を出しますよね。あれも立派なブレインストーミングの一形態です。デザインシンキングでは、これをもっと意識的に、もっと豊かに行います。
守るべき三つの黄金ルール
ブレインストーミングには、大切なルールが三つあります。このルールを知っているかどうかで、場の空気がまるで変わってきますのよ。
ひとつ目は「人のアイデアを批判しない」こと。「それは無理」「おかしい」という言葉は厳禁です。批判があると、みんな黙ってしまいますから。ふたつ目は「質より量」を意識すること。良いアイデアかどうかを考えるのは後まわしにして、まずはとにかく数を出します。三つ目は「突拍子もないアイデアを歓迎する」こと。「空飛ぶ車で配達する」くらいの大胆な発想が、後から思わぬヒントになることもあるのです。
実際にどうやってやるの?
やり方はとてもシンプルです。まず、テーマをひとつ決めましょう。付箋紙とペンを用意して、思いついたことを一枚一枚に書き出していきます。チームで行う場合は、声に出しながら書くとさらに盛り上がりますよ。
時間を決めるのもコツのひとつです。「五分間で思いつく限り書く」と決めると、余計なことを考えずに手が動きます。書き終えたら付箋を壁に貼って、全員で眺めてみましょう。似たものを集めたり、意外なつながりを見つけたりするうちに、アイデアの輪郭が見えてきます。
ひとりでもできる? 一人ブレインストーミングのすすめ
「チームがいないとできないの?」と思われた方、ご安心くださいませ。ブレインストーミングはひとりでも十分に効果があります。ノートやスマートフォンのメモ機能を使って、思いついたことを制限なく書き出してみてください。
コツは「内なる批評家を黙らせる」ことです。「こんなのダメだ」と自分でブレーキをかけてしまわないように、書くことに集中します。五分間だけ、自由に書き続けてみてください。思っていた以上にアイデアが出てくることに、きっと驚かれることでしょう。
アイデアが出ないときの「魔法の問いかけ」
どうしてもアイデアが出てこないとき、ちょっとした問いかけが助けになります。たとえば「もし子どもだったら、どう解決する?」「もし予算が無限にあったら?」「逆にしたらどうなる?」といった問いかけです。
視点を変えることで、思いがけない方向にアイデアが広がっていきます。行き詰まりを感じたら、ぜひこの「もし〜だったら?」という魔法の言葉を使ってみてくださいね。
おわりに
今回は、アイデアを生み出す楽しさをともに味わっていただけましたかしら。批判せず、量を出し、自由に発想する。そのたった三つのことを心がけるだけで、あなたの思考の扉はぐっと広く開かれてまいります。まだまだ慣れなくて当然ですから、焦らず少しずつ試してみてくださいませ。次回はいよいよ「試作品を作ってみよう」というテーマでお会いしましょう。頭の中のアイデアが、形になる瞬間の喜びをどうぞお楽しみに。
