はじめに

さあ、第7回の講座の内容にまいりましょう。これまでの旅路で、あなたはずいぶん多くのことを学んでこられましたね。今回はいよいよ、デザインシンキングの中でも特に「楽しい」と感じていただける場所へとご案内いたします。アイデアをどんどん生み出すこと――それは、まるで泉から水が湧き出るように、誰の中にも必ずある力なのですよ。どうぞ肩の力を抜いて、一緒に楽しんでまいりましょう。

サマリ

今回のテーマは「アイデアをたくさん出す」こと。アイデアは質より量が大切で、最初から良いものを出そうとしなくて大丈夫です。数をたくさん出すことで、思いがけない素敵なひらめきが生まれてくるのです。コツさえつかめば、誰でも自然とアイデアが湧いてくるようになりますよ。

詳細

そもそも「アイデアを出す」って何をすること?

アイデアを出すとは、「こんなことができたらいいな」「こうしたら問題が解決するかも」というアイデアをどんどん言葉や絵にしていくことです。

大事なのは、最初から「正解」を探さないこと。料理で言えば、まず食材をたくさん並べてみる作業です。

食材が少ないと、作れる料理も限られてしまいますよね。まずは冷蔵庫をいっぱいにすることから始めましょう。

「いいアイデアを出そう」と思うほど、出なくなる不思議

多くの方が「どうせ自分のアイデアなんて…」と感じてしまいます。でも、それは少し損な考え方なのです。

人は「失敗したくない」と思うほど、頭がかたくなってしまいます。これは脳の自然な働きなので、あなたのせいではありません。

だからこそ、最初は「おかしなアイデアも大歓迎!」というルールを自分に与えてあげることがとても大切です。

「空飛ぶ通勤電車があればいい」「ボタンを押すだけで夕飯が完成する家」――どんなに突拍子もない案でも、まずは紙に書いてみてください。

量を出すための「3つの魔法のコツ」

アイデアをたくさん出すためのコツをご紹介します。難しいことは何もありません。

①時間を決める
「5分以内に10個書く!」と決めると、頭が焦って次々とアイデアが出てきます。制限があると人は意外と動けるものなのです。

②「もし〇〇だったら?」と問いかける
「もしこの問題が子どもの悩みだったら?」「もし予算が無限にあったら?」と視点を変えると、思いもよらないアイデアが生まれます。

③他のものからヒントを借りる
「お気に入りのカフェのどんな点が好き?」「なぜあのお店には並んでしまうの?」と、関係なさそうなことから発想を借りてみましょう。アイデアはゼロから生まれるより、何かと何かが「くっついて」生まれることが多いのです。

「批判しない」がアイデアを守る盾になる

アイデアを出しているとき、一番怖いのは「それは無理だよ」という言葉です。

自分の心の中からも、「こんなの変かな」という声が聞こえてくることがあります。その声は一度、そっと横に置いておきましょう。

アイデアを出す時間と、アイデアを評価・選ぶ時間は、きっちり分けることが大切です。これはデザインシンキングの世界でとても重視されているルールです。

まず「出す」、それから「選ぶ」。この順番を守るだけで、アイデアの量はぐっと増えていきますよ。

アイデアは「書く」ことで初めて生きてくる

頭の中にあるだけのアイデアは、残念ながらとても消えやすいものです。朝に見た夢がお昼には消えているように。

付箋や紙のすみっこでも構いません。とにかく「書く」という行為がアイデアを現実の世界に引っ張り出してくれます。

書いてみると「あ、こういうことが言いたかったんだ」と自分でも気づけることがあります。書くことは、考えることでもあるのです。

まずは今日、思いついたことを何でも3つだけ紙に書いてみてください。それがあなたの第一歩になります。

おわりに

今回は、アイデアをたくさん出すための心がけとコツをお伝えいたしました。「うまくやろう」という気持ちを少し手放して、まずは数を出すことを楽しんでみてくださいね。どんなに小さな芽でも、丁寧に育てれば必ず花を咲かせる時がきます。次回はいよいよ「ブレインストーミング入門」。仲間と一緒にアイデアを広げていく、とても賑やかで楽しい時間のお話をいたしましょう。どうぞお楽しみに。

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oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。