はじめに

さあ、第19回の講座の内容にまいりましょう。これまでの18回で、あなたはデザインシンキングという考え方の種をしっかりと育ててきましたね。今回はいよいよ、その種を「自分の仕事」という土壌に植えるときです。難しいことは何もございません。日々のお仕事の中に、ほんの少しだけ新しい視点を加えるだけでよいのですよ。さあ、一緒に楽しんでまいりましょう。

サマリ

デザインシンキングは特別な人だけのものではありません。今回は、日常のお仕事の場面でどのように活かせるかを、具体的なシーンを通してわかりやすくご紹介します。「相手を観察する」「問いを立て直す」「小さく試す」という三つの習慣を取り入れるだけで、仕事の質がぐっと変わってまいります。

詳細

デザインシンキングは「仕事のメガネ」です

デザインシンキングとは、難しい技術や特別な才能ではありません。いわば「仕事のメガネ」のようなものです。このメガネをかけると、同じ職場・同じ仕事が少し違って見えてきます。「この会議、なんか毎回うまくいかないな」と感じたとき、そこで終わらず「なぜうまくいかないのだろう?」と問い返せるようになる。それがこのメガネの力です。特別な道具は何も要りません。今日からすぐに使えます。

まず「相手をよく見る」ことから始めましょう

デザインシンキングの出発点は、「相手をよく観察すること」です。たとえば、あなたが社内向けの資料を作るとします。そのとき「上司に怒られないように」ではなく、「受け取る人は何を知りたいのだろう?」と考えてみてください。相手の立場に立つだけで、資料の内容も構成も変わってきます。これは特別なスキルではなく、「ちょっとした思いやり」を仕事に持ち込む習慣です。お客様対応でも、チームのやりとりでも、この視点はどこでも使えます。

「問いを立て直す」と仕事が変わります

仕事でうまくいかないとき、多くの場合「解決策」を急ぎすぎています。でも本当は、「問いそのものがズレていた」ということがよくあるのです。たとえば、「売上が下がっているのでチラシを増やしましょう」と考えたとします。でも立ち止まって「そもそもなぜお客様が来なくなったのか?」と問い直すと、答えが全然違うかもしれません。問いを一度崩して、もう一度考え直す。この小さなひと手間が、大きな違いを生みます。

「小さく試す」を仕事の口癖にしましょう

完璧な計画を立てるより、小さく動いてみることのほうが、実は近道です。たとえば新しい報告書のフォーマットを考えたなら、まず一人のチームメンバーに見せてみましょう。「どう思う?」と聞くだけで、思わぬ改善点が見えてきます。大がかりな準備をしなくても、「ちょっと試してみる」ことで、どんどんアイデアが育っていきます。「失敗しないために完璧にする」から「試しながらよくしていく」へ。この発想の転換が、デザインシンキングの醍醐味です。

今日からできる「3つの小さな習慣」

まとめると、仕事でデザインシンキングを活かすには、次の三つを意識するだけで十分です。

一つ目は、「相手の立場で考える」こと。資料を作るとき、会議の場面で、少し立ち止まって「相手はどう感じるだろう?」と問いかけてみましょう。

二つ目は、「問いを疑ってみる」こと。「本当にこれが問題なのかな?」と一度考え直すだけで、視野がぐっと広がります。

三つ目は、「小さく試してみる」こと。完成させてから動くのではなく、途中でも見せて意見をもらう癖をつけましょう。この三つは、どれも今日からすぐに始められます。難しく考えなくて大丈夫ですよ。

おわりに

今回の講座はいかがでしたか。デザインシンキングは、研究所や大企業だけのものではございません。あなたの日常のお仕事の中に、すでに活かせる場面がたくさんあるのです。大切なのは、完璧を目指すことではなく、少しずつ試し続けることです。次回はいよいよ、初心者編の総まとめをお届けいたします。これまでの19回の学びを一つの流れとして振り返り、あなたの中にしっかりと根付かせる時間にしてまいりましょう。どうぞお楽しみに。

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oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。