【ハルキゲニ男の未攻略ゲーム愛】2026年08月10日の気になる1本
今日の1本
…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、『Clair Obscur: Expedition 33』(クレール・オブスキュール:エクスペディション サーティースリー)だ。ジャンルはターン制RPGで、2025年4月24日に発売された。対応ハードはPS5、Xbox Series X|S、PC(Steam、Epic Games Store)だ。元ユービーアイソフト系の開発者が立ち上げたフランスのゲームスタジオ、Sandfall Interactiveだ。舞台は「ペイントレス」という謎の存在に脅かされる幻想的な世界「ルミエール」だ。ペイントレスは毎年、モノリスに数字を描き、その年齢の人々を死に追いやる行為を続けてきた。プレイヤーはこの謎の存在を倒すことを目的とした「第33遠征隊」のメンバーとして、死の循環を打ち切るために旅へと出発するんだ。タイトル前半の「Clair Obscur(クレールオブスキュール)」は、絵画の明暗技法のことを指す言葉だ。本作の表と裏という二面性を表しており、タイトルからして芸術的な世界観を意識していることがわかる。基本的にはコマンド選択式だが、攻撃や敵の防御にはすべてQTEが絡んでいる。『マリオRPG』や『Sea of Stars』のように、タイミングよくボタンを押すことで有利に戦闘が進むシステムをハイクオリティのグラフィックで楽しめるイメージだ。
ゲニ男が気になる理由
これはただの「外国産のJRPGリスペクト作品」ではないと思っている。古き良きJRPGを感じさせながらも、より洗練されて進化したバトルシステム・グラフィック・ワールドマップを持つ作品だ。メタスコアで92点を獲得し、PC版のユーザースコアでは9.8を記録。売り上げは3日で100万本、2週間目には200万本を突破した。30人規模のインディースタジオが作った初めての作品として、異例の大ヒットだ。TGA 2025(The Game Awards 2025)でGame of the Yearを受賞している。リードコンポーザーのロリエン・テスタードが手掛けたオリジナルサウンドトラックは、リリースから3週間で3,300万回以上のストリーミング再生を記録し、Billboardクラシックアルバムチャートで1位を獲得した。トールキンやD&Dの延長でもJRPGの単なる模倣でもない、独自のフレンチ・ファンタジーとして評されている。その独自性こそが、ガチのRPGオタクとして一番気になるポイントだ。
こんな人にやってほしい
ターン制RPGが好きで、「最近のRPGはなんか物足りない」と感じている人に届けたい一本だ。コマンド式の安心感がありながら、反射神経も問われる。物語の深みも相当なものだ。昔ながらのコマンド選択式バトルにソウルライク風味のQTE要素を組み合わせた戦闘は派手で爽快感があり、キャラクターの装備やスキル構成を深く練るRPG本来の楽しさも十二分に味わえる。フランスが本気でRPGを作るとこうなる、という体験を、まだしていない人はぜひ。やってみる価値はある。…以上。
