今日の1本

…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、『Clair Obscur: Expedition 33(クレールオブスキュール:エクスペディション33)』だ。ジャンルはRPG。2025年にSandfall Interactiveが開発し、SEGAが販売した作品で、PC・PS5・Xbox Series X|S向けにリリースされている。

このゲームの開発元、Sandfall Interactiveはフランスのスタジオだ。インディースタジオが作った初めてのタイトルとして、異例の大ヒットを記録した。発売後3日で100万本、2週間で200万本を突破したという事実だけで、どれだけの熱量がこの作品に込められているかが分かるんだ。

どんなゲーム?

世界観から説明しよう。年に一度、「ペイントレス」と呼ばれる魔女が目覚め、モノリスに数字を描く。その数字の年齢を超える人間は、煙となって消滅してしまう。そして今年その数字は「33」になった。33歳の主人公ギュスターヴは、かつての恋人が目の前で消えゆくのを見送り、ペイントレスを倒すべく第33遠征隊として旅立つ。そういう物語なんだ。

バトルシステムは「リアクティブターンベースRPG」と呼ばれるものだ。コマンド選択式のターン制バトルを基本としながら、パリィや回避といったアクション要素をリアルタイムで組み込んでいる。ドラゴンクエストや昔のファイナルファンタジーのようなコマンド選択に、ソウルライクの防御技術を乗せた、と考えるとイメージしやすいかもしれない。慣れるまでは手こずるが、パリィが決まった瞬間の快感はひとしおだ。

ダンジョンマップは存在しない。これは意図的な設計だ。開発側は「プレイヤーに探検隊として世界を探検してほしい」と語っている。地図なしで未知の世界に踏み込む没入感は、この選択があってこそ生まれるんだ。

グラフィックはUnreal Engine 5を使用した美しいものだ。ベル・エポック期のフランスをモチーフにした幻想的な世界観で、フランスの芸術文化とJRPGの美学が混ざり合っている。音楽も非常に高評価で、多彩な楽曲が物語の感情を丁寧に支えているんだ。

ゲニ男が気になる理由

正直に言う。「フランス産JRPG」という言葉を最初に聞いたとき、どうせ表面だけの模倣だろうと思っていた。だが実態は違った。

開発チームのCEOが好きなゲームとして挙げているのが、「ペルソナ3、デビルメイクライ、デモンズソウル、Journey、ファイナルファンタジーVIII」という面々だ。この並びを見ただけで、自分の中で何かが動いたんだ。雑食的でありながら、それぞれのゲームの核心を理解している人間にしか出来ない選択だと感じる。

メタスコア92点、ユーザースコアでは歴代トップクラスの評価を叩き出した事実も見逃せない。インディースタジオの初作品でこの数字は、尋常じゃない。AAA級タイトルと並んで、いや時にそれを超えるクオリティを30人規模のチームが作り上げたんだ。

それに「JRPG的なミニゲームがある」という点にも妙に引かれている。ストーリーと直接関係のないミニゲームがワールドマップに点在しているらしい。そういうはみ出し方こそ、往年のJRPGの魂だと思っている。整合性より、体験の豊かさを選んだ姿勢に、本物の愛を感じるんだ。

こんな人にやってほしい

昔のFFやドラクエが好きで、今のコマンドRPGに物足りなさを感じている人。ソウルライクは好きだが、しっかりしたストーリーも欲しいという人。フランス映画的な、少し難解で切ない世界観が刺さる人。

どのタイプにも届く可能性がある作品だ。万人向けとは言い切れないが、刺さる人には深く刺さる。ターン制とアクションの融合という新しい体験、ベル・エポックとファンタジーが溶け合う幻想世界、そして全員が死と向き合いながら進む重厚な物語。

やってみる価値はある。…以上。

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。