サマリ

7月初旬のドル円は162円30銭付近で推移。先月末に1986年以来40年ぶりの162円67銭を付けた後、米経済指標の弱さから調整局面に。政府・日銀の為替介入警戒と日銀の利上げ姿勢が円買い要因として機能する一方で、高市政権の積極財政政策が円安圧力として残存。今後の政治イベントと金利動向がキーとなります。

詳細

ドル円(USD/JPY)

ドル円は現在162円台前半で推移しており、先月30日には1986年12月以来40年ぶりの高値162円67銭を付けました。ただし、6月30日のNY市場では米ADP雇用統計が予想を下回り、ドル買い圧力が後退。その結果、162円30銭まで下落する調整が入った状況です。

足元の円安の主要因は日米金利差の拡大です。アメリカの長期金利が4%台で推移する一方、日本の実質金利はマイナス水準が続いているため、ドル買い・円売り圧力が根強いのです。ただし、日銀が継続的な利上げを進める姿勢を示唆している点が、足元の円安を適度に抑制する要因となっています。

政府・日銀による為替介入への警戒も相場を神経質にしています。片山財務相は「必要に応じ、いつでも適切に対応する」「断固たる措置が含まれる」と発言しており、市場参加者の円買い介入への警戒感が残留。短期的には160~163円のレンジ相場が想定されます。

ユーロ円(EUR/JPY)

ユーロ円は185円台半ばで推移。ドル円が上値を伸ばすのに対して、ユーロドルがやや弱含み傾向を見せたことが、ユーロ円の上値を抑制しています。欧州中央銀行(ECB)の政策金利動向が不透明な中で、市場参加者の関心はドル円の動き次第という色合いが強い状況です。

ポンド円(GBP/JPY)

ポンド円は211円台付近での推移が続いています。イングランド銀行(BOE)の利下げ継続見通しと日銀の利上げ姿勢の対照性が、ポンド売り・円買いの圧力として機能。2026年はポンドが円に代わって主要通貨で最弱となる可能性も指摘されています。ポンドドルが1.33ドル付近での推移となっており、ドル/ポンドの上昇傾向も背景にあります。

今後の展望

2026年下半期のドル円相場は、複数の要因が交錯する展開が予想されます。

第一に、日銀の利上げペースが重要です。市場予想では2026年7月、2027年1月、2027年7月に段階的な25ベーシスポイント(0.25%)の利上げが見込まれており、この実行状況が円相場の上値を押し上げる可能性があります。ただし、日銀が利上げに慎重な姿勢を見せれば、再び円安圧力が強まるリスクも存在します。

第二に、政治的要素です。高市政権の「責任ある積極財政」政策が長期金利上昇と潜在的なインフレ圧力をもたらしており、これが円安圧力として機能しています。一方で、政府・日銀の為替介入への警戒感も市場に根付いており、過度な円安進行は阻止される可能性が高い見通しです。

第三に、米国経済の見通しです。FRBは2026年に1回程度の利下げしか見込んでおらず、政策金利は3.50~3.75%での据え置きが予想されています。ただし、経済指標が予想以上に弱含む場合は、米ドル売り・円買い圧力がさらに高まるでしょう。

総合的には、ドル円は目先160~163円のレンジで推移しつつ、時間経過とともにじりじりと155円を中心とするレンジに向けて推移していくと予想されます。日銀の利上げ織り込みが進めば150円水準も視野に入ってくるでしょう。ユーロ円やポンド円についても、日銀の利上げペースが通貨強弱を決定する最大のファクターとなりそうです。

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oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。