おやシュミ

おやすみの前の趣味の時間

2026年06月26日の金・原油価格動向まとめ

サマリ

本日の金市場は国際価格が1トロイオンスあたり4000ドル付近まで急落し、国内の金店頭小売価格も約2万2500円程度まで調整しています。一方、原油はホルムズ海峡での紛争緩和懸念からバレルあたり72ドル付近に値下がりしており、両資産とも調整局面にあります。米ドル高とFRBの追加利上げ予想が価格を押し下げている状況です。

詳細

金価格の動向

金は3月初旬の歴史的高値(国内価格で約30000円/g)から大幅に調整が続いています。6月初旬の国内店頭小売価格は25758円でしたが、その後の急落を経て、6月25日時点で約2万2564円まで落ち込んでいます。昨年初から見ると、金は約5倍の価値上昇を遂げてきたものの、直近1カ月は投機的な売り圧力が強まっている局面です。

価格下落の主な理由は2つあります。第一に、米ドルが1年ぶりの高値圏に上昇していることです。金は基本的に米ドル建てで取引されるため、ドル高は金安をもたらします。第二に、FRBが年末までに利上げを行うとの市場予想の高まりです。金利が上がると利息を生まない金への投資魅力が低下するため、売却圧力が増します。

加えて、スタグフレーション(景気減速とインフレの同時進行)の兆候も市場で意識されています。米個人消費支出(PCE)価格指数が前年比3.8%上昇する一方で、GDP改定値は年率1.6%増へ下方修正されました。こうした経済環境では、投機的な買いポジションの強制決済(見切り売り)が加速しやすくなります。

原油価格の動向

原油市場は米イラン紛争の平和交渉進展を受けて大きく調整しています。先月はホルムズ海峡の緊張からバレルあたり100ドルを超える水準まで上昇していた原油ですが、現在は72ドル前後まで低下しています。米国とイランの停戦延長交渉が前進し、イランへの60日間のライセンス供与も決定されました。

供給面でも改善が見られます。UAEやクウェートが代替輸出ルートを確保し、イランは過去1週間で3000万バレル以上を出荷するなど、供給懸念が大幅に緩和されています。IEAは、6月初旬にはUAEの石油輸出が紛争前水準の約85%に回復したと報告しています。

ただし、イランの核プログラムや長期的な地政学リスクは依然として残存しており、予期しない急変も想定される状況です。

今後の展望

短期的には、コモディティ市場は米国のマクロ経済指標とドル動向に左右されやすい環境が続くでしょう。特に注目すべきは、米消費者物価指数(CPI)の発表です。インフレ再燃への懸念が高まれば、ドル高圧力はさらに強まり、金・原油ともに下押し要因となります。

中長期的には、金の上昇トレンドは維持される可能性が高いと考えられます。理由は、中央銀行による通貨分散(ドル離れ)が構造的に続くこと、地政学リスクが解消していないこと、そして機関投資家のポートフォリオ分散需要が継続していることです。

一方、原油は供給が緩和する傾向にあり、当面は70~80ドルのレンジで推移する可能性があります。ただしOPECプラスの増産政策次第で、また大きく変動することも考えられます。

投資家にとって重要なのは、短期的な価格変動に一喜一憂せず、長期的な需給環境と地政学リスクを総合的に判断することです。特に金は、インフレ対策やリスク資産としての役割を果たす資産として、今後も注視する価値があります。

【PR】全銘柄の取引手数料が0円の【DMM CFD】


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA