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2026年06月26日の為替・FX動向まとめ

サマリ

ドル円は161円台で推移し、先週のFOMC後のドル高基調が継続しています。米国のインフレ指標が想定以下だったものの、高金利の長期化観測が支える一方、為替介入への警戒から上値が重い展開が続いています。今後の米雇用統計が重要な試金石となります。

詳細

ドル円:2024年7月以来の高値付近での攻防

ドル円は現在161円台後半で推移しており、2024年7月以来となる高い水準を維持しています。先週のFOMCでは政策金利を3.50-3.75%で据え置きながらも、2026年末のインフレ率見通しを大幅に上方修正するタカ派的な内容となりました。この発表を受けてドル円は一時161.81円付近まで上昇しましたが、その後は日本政府の為替介入への警戒感から上値が限定されています。

米国インフレ指標と今後の利上げ観測

6月25日に発表された5月PCEデフレーター(FRBが最重視するインフレ指標)は、高インフレを示す内容ではあったものの、市場が警戒していたほどではない結果となりました。これを受けて短期金融市場では年内の米利上げ期待が後退し、9月の利上げ確率は75%程度に低下しています。ドルが現在の上昇基調を維持できるかは、今後の米経済指標が高金利の長期化を裏付け続けるかどうかにかかっています。

日米金利差とドル高の構図

ドル円が円安に進む背景には、日米の金利差の拡大があります。米国の長期金利が4.4%程度で推移する一方、日本は2.66%となっており、引き続き大きな金利差が存在しています。金利が高い通貨は利回り収入を目的とした投資家から選ばれやすくなるため、この金利差がドル買い・円売りの圧力を支えている要因となっています。

その他の主要通貨ペア

ドル円同様、ユーロ円やポンド円といったクロス円も円安の動きが根強くなっています。6月は過去20年のデータから見ても円安になりやすいアノマリーが確認されており、通常の相場周期からも円安圧力が優勢な時期となっています。

今後の展望

来週7月2日には米雇用統計が公表され、目先の試金石として注目されます。インフレや労働市場の指標が「高金利が長期化する」というシナリオを支え続けるのであれば、ドルは支えられるでしょう。一方、インフレ圧力が急速に和らぎ始めれば、現在の利上げ期待が行き過ぎではないかという疑問が市場で生じる可能性があります。

中東情勢も注視が必要です。米国とイランの戦闘終結の覚書が署名されたものの、ホルムズ海峡の運用や制裁解除の実務面では不確実性が残存しています。地政学リスクの再燃があれば、「有事のドル買い」が意識される可能性も残ります。

政府・日銀の為替介入警戒感は引き続き相場の上値を抑える要因となるとみられます。162円台への進行は難しいとの見方が大勢ですが、下値では実需の円売りが支えになる展開が想定されます。短期的には161円台での攻防が続き、中長期的には日銀の追加利上げペースと米国のインフレ動向の相対関係が重要となるでしょう。

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