2026年09月04日の仮想通貨動向まとめ
サマリ
ビットコインは約7万7,000〜8万1,000ドル台で推移し、8月の急騰後に調整局面に入っています。イーサリアムは約2,370〜2,495ドルで軟調。リップル(XRP)は8月に28.5%急騰した後、1.33〜1.37ドル付近で落ち着きつつあります。米連邦準備制度(FRB)の利上げ観測と中東情勢の緊張が、3通貨すべてに重しとなっているのが今週の大きなテーマです。
詳細
Bitcoin(ビットコイン)
9月3日時点でのビットコイン価格は約80,974ドルで、24時間の取引高は約155億ドルに達しています。ビットコインは8月25日に月間ピークの80,797ドルをつけた後、9月2日には77,444ドルまで後退しました。この下落幅は直前の上昇に比べると小さく、過去30日間で見ると約23.7%の上昇を維持しています。ビットコインはEMA20・EMA50・EMA200の上方に位置し、教科書通りの強気構造を保っています。一方でMACDヒストグラムはマイナス圏(−195.86)に転じており、上昇モメンタムが鈍化していることを示しています。MicroStrategyのマイケル・セイラー氏が2カ月の休止後にビットコイン購入を再開し、3億7,000万ドルを投じました。米スポットETFを通じた機関需要の継続、9月特有の季節的な弱さ、そして9月15〜16日のFOMC(米連邦公開市場委員会)会合前の金融政策不透明感が、市場の焦点になっています。今の価格水準はそこから約40%下の水準にあり、再び高値を目指せるかが投資家の最大の関心事です。
Ethereum(イーサリアム)
イーサリアム(ETH)の価格は9月3日時点で2,495ドル、24時間取引高は68.5億ドルとなっています。本日のETH価格は2,374ドルで、過去24時間で3.10%下落、過去7日間でも3.30%の下落となっています。2026年初頭には景気後退懸念や、共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏による大量のETH売却などが重なり、価格の急落を招きました。次期アップグレード「Glamsterdam」は再び遅延し、2026年第4四半期へとずれ込んでいます。9月下旬にはSepolia(テスト環境)でのフォーク実施が提案されています。XRPは8月のピーク(約1.70ドル)から8.2%下落した水準で9月入りしましたが、月間では28.5%もの大幅上昇を記録し、2021年以来最高の8月パフォーマンスを達成しました。XRP ETFへの累計流入額は2025年11月以降で15.1億ドルに達しています。ただし8月のETF流入は週比93%減の327万ドルまで急縮小しており、勢いの鈍化が懸念されます。XRPにとって重要な触媒となり得るのが、9月15日に米上院で手続き投票が予定されている「CLARITY法案」です。可決には60票が必要で、調査会社Galaxy Researchはその確率を約10%と見ていますが、もし可決されれば1.50〜2.00ドルへの上昇が期待されます。
今後の展望
3通貨に共通して影響を及ぼすのが、米FRBの金融政策です。暗号資産価格は金やシルバーと同じ動きをしており、FRBの利上げ観測が強まると売り圧力がかかりやすい状況です。現在、CMEのFedWatchツールでは9月の0.25%利上げ確率が66.4%と見られています。
