2026年08月29日の株式市場動向まとめ
サマリ
2026年8月29日の日本株市場は前日比273.58円高で反発し、AI・半導体関連株が買われました。米国市場ではエヌビディアの好決算が評価され、NYダウが上昇。日米ともに金利上昇が懸念材料となっていますが、目先はエヌビディア決算好感とリバウンド相場が支配的です。
詳細
日本株の動向
日経平均株価は8月29日の大引けで66,405.56円(前日比+273.58円、+0.41%)と反発しました。TOPIX(東証株価指数)も4,146.71ポイント(前日比+29.49ポイント、+0.72%)となり、7連騰を達成しています。
本日の買いの主役はAI・半導体関連株です。米国市場でのエヌビディア好決算を受けて、NEC・富士通・野村総研などのソフトウェア関連銘柄が上昇しました。一時は700円を超える値上がりを見せましたが、本日夜間に控えるジャクソンホール会議でのFRB議長講演を前に、様子見ムードも強まっています。
8月全体では、7月の大幅下落からのリバウンドを中心に、前半高・後半安となる可能性が示唆されていました。金利上昇が重しとなり続けているのが課題です。
米国株の動向
米国市場は原油安を好感して上昇トレンドが続いています。直近のダウ平均は53,577.40ドル(前日比+160.24ドル)、ナスダックは26,151.30ポイント(前日比+171.11ポイント)で推移しています。S&P500も8月27日終値で7,730.99ポイント(+0.72%)と堅調です。
個別銘柄では、エヌビディアが好決算を発表したことで買われており、セールスフォースも上昇しました。一方、テスラが+5.14%と大きく上げるなど、景気敏感・リスク選好銘柄への物色が目立ちます。ただし、金融株の上昇が顕著で、アップル・アマゾンなどの大型テック銘柄はまだら模様となっています。
今後の展望
市場は複数の不確実要因を抱えています。まず、米国の金利上昇が株式の割高感を意識させ、日本株も含めて重しになっています。日銀が9月の会合で利上げに踏み切るとの見方も意識されており、ドル円相場の進行方向が制限されそうです。
中東情勢も重要です。トランプ政権がイラン制裁発表を検討しており、原油価格が上昇すれば株価の下押し要因になります。逆に和平に向かえば、株式市場は好感するでしょう。
ポジティブ材料としては、AI関連の好決算が続いています。エヌビディア決算後も、MicrosoftのAzure前年同期比+43%、AmazonのAWS+36.8%という実績が確認され、巨額のAI投資が売上と利益に転換している事実が市場を支えています。
投資家心理は今後のFRB政策判断、企業決算の質、地政学的リスク動向に大きく左右されるでしょう。割高感が漂う中でも、確実な利益成長を見せるセクターへの選別投資が続く見通しです。
