2026年07月07日の株式市場動向まとめ
サマリ
7月6日の東京市場で日経平均は前週末比250円ほど安い6万9500円前後で推移し、半導体関連への押し目買いが入りました。米国株は7月3日が独立記念日で休場だったため、5日の米国市場で主要3指数が上昇。ナスダックは+2.12%の週間上昇率を記録し、AI・グロース株に買い戻しが入りました。
詳細
日本株の動向
日本の株式市場は波乱の展開が続いています。7月2日には日経平均が前日比1741円(2.47%)下落し、6万8733円で取引を終えました。原因はAI・半導体関連株の大幅安でした。米国のSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)が前日に大きく売られたことが波及し、キオクシアなどの関連銘柄が軒並み下げました。
一方、同じ7月2日から3日にかけて、物色の主役が転換する動きが目立ちました。これまで蚊帳の外だったトヨタやホンダ、日立などのバリュー(割安)株に買い注文が集中。銀行や消費関連銘柄もしっかりした動きを見せました。中東地政学リスクの緩和で原油価格が低下したことも、市場心理の改善につながったようです。
7月6日の後場では、日経平均の下げ幅が縮小しました。前日の米国株が休場だったため、これまでの懸念が一服。AI関連銘柄に押し目買いが入り、半導体株の比重が大きい韓国のKOSPI指数が下げ渋ったことも支援材料となりました。
米国株の動向
米国株は独立記念日(7月4日)の関係で、7月3日(金)が休場。4営業日の短縮週となりました。その中で、先週後半から今週にかけて注目すべき動きがありました。前週のAI・半導体関連の売り込まれた銘柄への買い戻しが活発に入りました。
ナスダック総合は週間で+2.12%、S&P500は+1.76%、NYダウは+1.97%の上昇率を記録。特にナスダックの上昇が目立ちました。これは底堅いハイテク企業の好決算期待が背景にあります。米雇用関連指標の悪化で米利上げ観測が後退したことも、グロース株には支援的に作用しました。
ただし、週後半では半導体・メモリ・製造装置株に利益確定売りが広がる局面も見られました。市場参加者の間では買い材料と警戒材料が交錯する状態が続いています。
今後の展望
日本株については、野村證券は2026年末の日経平均を63,000円と見込んでいます。上振れシナリオでは70,500円も想定され、今後の企業業績改善に期待が集まっています。AI・半導体需要の底堅さや、国内消費の回復が重要なポイントになるでしょう。7月下旬から本格化する企業決算が注目です。
米国株は高値圏での調整が想定されながらも、企業業績への期待が下値を支える構図が続くとみられます。今後の焦点は、FOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨やインフレ関連指標の発表。関税政策を巡る政策ヘッドラインも市場を動かす可能性があります。
両市場とも、AI関連株とバリュー株の相対的なパフォーマンス競争が見どころ。利益確定売りと押し目買いが交錯する展開が当面続きそうです。長期投資家には、調整局面を仕込みのチャンスと捉える視点も重要になってきました。
