サマリ

5月下旬の金・原油市場は中東情勢の不確実性に大きく左右されています。金は4,550ドル台で推移し、米・イラン和平交渉への期待と金利見通しが支援要因。原油はWTI90ドル付近まで下落後に上昇し、ホルムズ海峡の緊張が値動きの主要テーマです。

詳細

金価格の動向

国際金先物価格は1オンス当たり4,550ドル台で推移しています。5月末時点の国内金価格は1グラム当たり25,900円前後で、年初の高値から調整していますが、過去の水準と比べると依然として高値圏を保っています。

金価格変動の背景には、米・イランの紛争と和平協議が大きく影響しています。5月初旬の中東情勢悪化に伴うインフレ懸念で一度は4,530ドル台まで下落しましたが、その後の停戦維持の報道を受けて反発。米長期金利の低下と円安傾向が追い風となっています。

2025年は年間で約60%の大幅上昇を記録した金相場ですが、現在はボックス圏での値動きが特徴です。ドル建て金価格で5,000ドル目標との見方が市場の主流ですが、利食い売りと新規買いのせめぎ合いが続いています。

原油価格の動向

WTI原油先物は5月中旬に1バレル当たり94ドル前後で推移していますが、地政学リスクにより上下動が激しい状況です。ホルムズ海峡の封鎖に伴い、4月には138ドルの高値まで上昇していました。

5月下旬は米・イランの和平交渉進展への期待から90ドル割れまで下落しましたが、報復攻撃の懸念で再び上昇局面に転じています。ホルムズ海峡は世界の石油流の約20%を扱う重要地点であり、通行の再開が価格を大きく左右する状況が続いています。

ブレント原油は5月・6月に1バレル当たり106ドル前後での推移が見込まれており、世界の石油在庫が日量850万バレルペースで減少する環境が支援しています。

今後の展望

金・原油市場は当面、米・イランの和平交渉の行方が最大の焦点です。交渉が進展すればホルムズ海峡が再開され、インフレ懸念が後退して金利が低下しやすくなります。その場合、金相場の上昇圧力が強まる可能性があります。

長期的には、金価格を支える構造的要因が複数存在します。世界の中央銀行による金買い継続、通貨分散化の進行、米国の財政不安などから、金への資金流入が継続すると予想されています。年末までに円安が160円程度で推移すれば、国内金価格が29,000円を目指すシナリオも現実味を帯びています。

原油については、中東情勢の緊張が徐々に緩和される場合、第4四半期には平均89ドル、2027年には79ドルまで低下するとの見通しが示されています。一方、ホルムズ海峡の長期閉鎖が続くと、供給逼迫からさらなる上昇もあり得ます。投資家は地政学リスクと経済データのバランスを注視する必要があります。

【PR】全銘柄の取引手数料が0円の【DMM CFD】


ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりする、愛すべき全知全能のアホ。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。