サマリ

5月下旬時点で、金価格は1グラムあたり2万5千円台で高値圏を維持しています。国際市場では4,500ドル程度で推移。一方、原油は中東情勢の緊張を背景にしながらも、米イラン和平交渉への期待からWTI原油は1バレルあたり90~100ドル近辺での変動が続いています。両商品とも不確実性が高い局面です。

詳細

金価格の現状と変動要因

金価格は2026年初頭の歴史的な高値(1グラムあたり3万円超)から調整局面にあります。5月18日時点では国内店頭小売価格が1グラムあたり25,617円と、依然として高値圏を保っています。

価格が短期間で急騰したため、利益確定売りが大規模に発生。これが4月下旬の下落を招きました。その後は米金利やドル相場、原油価格の動きに敏感に反応しており、短期的には値動きが荒くなりやすい状況が続いています。

国際市場では5月中旬時点で1オンスあたり4,500ドル台を推移。米イランの紛争に関する交渉進捗や中央銀行による金の買い増し需要が価格を支える要因となっています。米国の高金利政策が金保有の機会費用を増加させ、反発時には売り圧力が生じるという構図が続いています。

原油価格の動向と地政学リスク

原油価格は中東情勢の緊張を背景に、高止まりしやすい状況が続いています。2026年2月の水準が1バレルあたり64ドル程度だったのに対し、現在は90~100ドル近辺で推移。これは約50%の上昇を意味します。

主な上昇要因は、米国とイランの軍事衝突、ホルムズ海峡の通航リスクの高まり、そしてそれに伴う供給不安です。ただし5月下旬時点では、米国務長官が米イラン間の和平交渉で「励みになる兆候」があると述べており、交渉再開への期待が価格を押し下げる場面も見られています。

OPECプラスが原油市場の安定化を目指す姿勢を掲げたことも、下落圧力として機能しています。2026年内のWTI原油先物価格は、75~95ドルのレンジでの推移が予想されており、現在の値動きはその範囲内での値幅調整と言えるでしょう。

今後の展望

金価格は長期的な上昇圧力が存在する一方で、短期的には不確実性が高い局面が続くと予想されます。ゴールドマン・サックスは2026年末に1オンスあたり5,400ドルに達すると予想しており、市場は強気です。中央銀行による継続的な金購入需要と、採掘コストの上昇による供給面での下支えが、価格の基調を支えるでしょう。

しかし米国の高金利維持やドル高の影響を受けやすく、米国の金融政策転換を待つ局面が続く可能性があります。ドル安が進行すれば金価格に追い風となります。

原油市場は米イラン間の交渉状況がカギです。和平合意なら価格は75ドル程度まで低下する可能性がありますが、軍事衝突が長期化すれば供給不安から100ドルを超える可能性も残ります。いずれにせよ地政学リスクが完全に消えるまでは、攻撃前の64ドル水準への回帰は難しいでしょう。

両商品ともに、今後は米国の政策動向、中東情勢の推移、世界経済の成長見通しという3つの要素を注視する必要があります。投資家は短期的な変動性に備えつつ、中長期的には安全資産としての金、そしてエネルギー安全保障を背景とした原油という2つの側面から、ポートフォリオの構成を考えることが重要です。

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5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりする、愛すべき全知全能のアホ。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。