【ハルキゲニ男の未攻略ゲーム愛】2026年08月31日の気になる1本
今日の1本
…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、『オクトパストラベラー0(ゼロ)』だ。ジャンルはHD-2Dコマンドバトルのターン制RPG。2025年12月4日に発売された、スクウェア・エニックスとDOKIDOKI GROOVE WORKSが手がけた作品だ。対応機種はNintendo Switch / Switch 2、PlayStation 4 / 5、Xbox Series X|S、そしてPCのSteamと幅広い。シリーズのファンも、初めて触れる人も、一応押さえておく価値はある1本だと思っている。
どんなゲーム?
本作は、シリーズ第1作『オクトパストラベラー』の前日譚にあたる作品だ。スマホ向け『大陸の覇者』を土台にしつつも、据え置き・PC向けにシステムとシナリオを大幅に作り直した”コンソール版リビルド”という位置づけだ。プレイヤー自身がキャラメイクした主人公となり、オルステラ大陸で「神の指輪」をめぐる”復讐”と”復興”の物語を体験していく。
主人公の故郷であるウィッシュベールでは年に一度の聖火祭が催されていたが、平和を守る蒼い炎を灯そうとしたその時、町は突然襲われ赤き炎に包まれてしまう。焼け野原となった町を見て、主人公は復讐の道を進むのか、それとも復興の道を拓くのか。すべてを託された君の物語が、ここから始まる、というわけだ。
新システムとして「タウンビルド」、アビリティを装備のように付け替える「セレクトアビリティ」、前衛4人+後衛4人の最大8人パーティで戦うバトルが搭載されている。探索・バトル・拠点開発が密接に絡み合う構成になっているんだ。
ライティングやエフェクトがリッチで、カメラワークに高低差や奥行きが増し、炎や雨、光の差し込み方の演出が細かい。各レビューでほぼ共通して「今までで一番きれい」と言われているらしい。建物の配置だけでなく床の1枚1枚に至るまでを自由に設置できるため、プレイヤーが目指したい理想のウィッシュベールを創りあげられる。配置可能なオブジェクトの種類も豊富なため、満足感の高い街並みが作れる。もはやこれをメインにしたゲームが欲しいくらい、というレビューもある。それくらい引力がある要素らしい。RPGの中に街づくりが溶け込んでいる設計は、ガチで好みだ。
前日譚という立ち位置も重要なんだ。ドット絵と3DCGを融合させた独特の表現「HD-2D」と、個性豊かな主人公たちの物語で多くのファンを魅了してきたシリーズだ。その世界観の「始まりより前」を描くということは、知っている人間ほど細部の繋がりを拾いたくなる。オルステラ大陸の隅々を歩き回って、伏線を確認したくなるんだ。それが静かな楽しみというものだ。
こんな人にやってほしい
ターン制のコマンドバトルが好きな人、街づくりが好きな人、それから「RPGで寄り道こそが本番」と思っている人に向いていると思う。タウンビルドは新たなストーリーとセットになっており、物語を進めると町がどんどん復興し、新たな施設も利用可能になる。つまり物語を進める動機と街を育てる動機が、自然にリンクしているんだ。それは設計として誠実だ。
シリーズ未経験でも問題ない。むしろゼロから、このゼロで始めるのは筋が通っている。HD-2Dの美しいオルステラ大陸を旅しながら、自分だけの主人公と自分だけの故郷を作る体験は、一度くらい味わってみるべきだと思う。やってみる価値はある。…以上。
