【ハルキゲニ男の未攻略ゲーム愛】2026年09月30日の気になる1本
今日の1本
…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、『テラフォーミング・マーズ(Terraforming Mars)』だ。スウェーデンのFryxGames開発、2016年発売のボードゲームだ。ジャンルはエンジンビルド・タイル配置・拡大再生産。重量級と呼ばれる部類に入る。
どんなゲーム?
プレイヤーは、人口増加の対策として立案された火星移住計画に参加する企業の経営者となり、火星を地球化するさまざまなプロジェクトに取り組むんだ。ゲームの主軸はカードプレイだ。毎ラウンドの研究開発フェイズでカードが配られ、1枚3MCのコストを払って購入し、アクションフェイズにさらにコストを支払って使用する。「温度」「酸素濃度」「海洋」の3つがグローバル・パラメータと呼ばれるもので、プレイヤーがいずれかを上昇させると地球化指数(TR)が上がる仕組みになっているんだ。TRはゲーム中の収入にもなり、最終的な勝利点にも直結する。すべてのパラメータが上限に達したらそのラウンドでゲーム終了だ。プロジェクトカードだけで208枚、企業カード17枚、プレイヤーマーカー200個、資源キューブ200個など、箱の中身は相当な密度だ。世界観よし、コンポーネントよし、ゲームシステムよしの三拍子が揃っているんだ。とにかくエンジンビルドが重要で、カードのシナジーを組み合わせる感覚が独特だ。拡大再生産、タイル配置、カードコンボ、ワーカープレイスメント的な要素まで、ボードゲームの面白い要素がほぼ全部詰め込まれているような設計なんだ。さまざまな戦略が取れるため、リプレイ性が非常に高い。
特に気になるのは208枚のプロジェクトカードのシナジーだ。どの企業を選び、どのカードを引き、どう組み合わせるか。毎ゲーム、答えが変わる。ゲームをやるたびに別のゲームになる構造というのは、重量級の醍醐味だと思っている。火星という舞台設定もいい。荒涼とした赤い大地に、じわじわと文明を育てていく感覚は、他のゲームでは味わいにくいものだ。
こんな人にやってほしい
まず、長時間ゲームを厭わない人に向いている。初回はルール把握も含めて3時間以上を覚悟したほうがいいんだ。でも、それだけの時間をかける価値は確実にある。
カードゲームやデッキ構築が好きな人にも刺さるはずだ。拡大再生産やエンジンビルドに慣れてきた人が次に踏み込む一手として、この作品はちょうどいい難度と深さを持っている。そして、SF世界観が好きなら、それだけで十分な動機になる。火星開拓というテーマそのものに、ゲームとしての重みが乗っているからだ。重量級ボードゲームの世界に足を踏み入れてみたい人、やってみる価値はある。…以上。
