今日の1本

…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、『ボムバスターズ(Bomb Busters)』だ。ジャンルは協力型推理ボードゲーム。、という点でも記録に残る1本だ。日本語版はEngamesから2025年6月に発売されている。

どんなゲーム?

プレイヤー全員で爆弾処理班となり、起爆を回避する協力型推理ゲームだ。ルールはシンプルで、互いの手札(導線の数字)が見えない中で、少しずつの情報と推理を頼りに「同じ数字の導線」をペアにして切っていく。しかし、話せる言葉は極度に制限されており、絶対に切ってはいけない「赤い導線」も潜んでいる。赤いワイヤーを切ると即失敗となるため、限られた情報からどのワイヤーを確認するかを考える必要がある。66種類のミッションによって、難易度や特別ルールが段階的に変化する点も特徴だ。となっている。

ゲニ男が気になる理由

このゲームの設計に、静かに惹かれる部分がある。

ミッションを進めるごとに新たなルールが追加され、爆弾の構造はより複雑になっていく。プレイヤーの今までの知識やルーティンを逆手に取るようなトラップまで仕掛けられている。しかし、ただ理不尽に難易度が上がるわけではない。どんなに難解な爆弾でも、必ずどこかに解きほぐすための「糸口」が用意されている。その難易度のグラデーションがあまりにも見事で、ミッションカードを読むたびに「なるほど、そうきたか」と唸らされる。そういう設計への敬意は、どのジャンルのゲームにも共通して感じる大切なものだ。

コミュニケーションに制限をかける仕組みは、『花火』や『ザ・クルー』など過去の名作にも見られる系譜だ。「花火」が固定ルールで遊ぶゲームであるのに対し、ボムバスターズは継続的に進化するゲーム体験が楽しめる。その差分こそが、本作の独自性なんだ。同じ箱を持ち寄るたびに、別の顔を見せてくる。そういうゲームは長く付き合えると思っている。

そして何より、を、日本のデザイナーが初めて獲った。その事実の重さは、ボードゲームの歴史を少し長く追いかけてきた者として、素直に記録しておきたいと思う。

こんな人にやってほしい

協力ゲームをやったことがあるけど、いつも会話に頼りすぎてしまう、と感じている人。そういう人には特に刺さると思うんだ。言葉を絞ることで、推理の精度と仲間との息が問われる。そのヒリヒリした感覚は他ではなかなか味わえない。

もちろん、にも間違いなく向いている。それから、『花火』や『ザ・クルー』が好きだった人。この系譜の最新の到達点として、一度は手に取る価値がある。

66ミッション分、その箱に詰まっている。未攻略のまま棚に置いておく理由はないはずだ。やってみる価値はある。…以上。

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。