2026年09月26日の株式市場動向まとめ
サマリ
日本株は9月中旬の安値からの反発基調が続き、AI・半導体関連株が堅調に推移しています。一方米国株は、インフレ懸念と米国債利回り上昇の影響で先週末は軟調でした。今週は金利動向と企業決算が相場の重要な変数となります。
詳細
日本株の動向
先週の日経平均終値は6万6364円で、前週末比1345円の大幅高となりました。大型連休中の米国市場でAI・半導体関連株が上昇したり、ナスダック指数が一時最高値を更新したりした影響が大きいです。
現在の金利水準でも株式の配当利回りが依然として魅力的という認識が広がっており、9月中間配当の取りが入ることも需給的に好材料となっています。テクニカル的には26週移動平均線からの反発となっており、相場の底堅さを示しています。
日経平均株価は年初来高値の7万2831円に対し、現在は91%程度の水準。アナリストの間では年末目標が6万1500円から7万円という幅で、今後の企業業績と金利動向が上昇の鍵を握るとみられています。非鉄金属や電気機器といった値上がりセクターが買われやすい地合いとなっています。
米国株の動向
米国主要株価3指数は先週末、9月の購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回ったことで米国債利回りが急上昇し、軟調に終わりました。9月23日のS&P500は7706.03ポイントで前日比0.75%安、ダウ平均は5万1511ドル、ナスダックは2万6936に下落しています。
米国とイランの情勢が未だ不透明で原油価格が反発していることも、インフレ再燃への警戒から投資家のリスク回避につながっています。一方、FRBのバー理事が追加の政策調整に前向きな姿勢を示したことで、10月の利上げ観測が強まっています。エネルギーセクターのみが買われた一方、コミュニケーション・サービスやハイテク株が売られるという、リスクオフの展開になりました。
2026年の年末S&P500目標値は8000ポイント程度とされており、現在から約4~5%の上昇を見込んでいるアナリストが多いです。ただし、インフレ再燃による金利上昇が相場の大きな懸念材料になっています。
今後の展望
両市場に共通する重要な変数は「金利と企業業績」です。日本は9月中旬の日銀会合を終えており、今後の金融政策方向性に対する市場の見方が焦点になります。米国はインフレ動向を睨みながら、コアCPI等の経済指標発表が注目です。
9月末は日本企業でも年度末前のポートフォリオ調整の時期。大型連休明けの取引再開後、配当取りの買い一巡による反動が気になる場面もあるでしょう。ただし基本的には金利を睨みながらの押し目買い相場が続く見通しが優勢です。
米国も同様に、バリュエーション(株価割高度)評価では2026年のPER(株価収益率)が21倍と歴史的高水準から低下する見通しのため、利益成長ペースが高まれば相場も持続力を持つでしょう。短期的な値動きは金利や地政学的リスク次第ですが、年末に向けた上昇基調は続く可能性が高いと考えられます。
