2026年09月26日の仮想通貨動向まとめ
サマリ
ビットコインは約84,000ドル台で推移し、9月上旬の76,000ドル台から着実に回復。イーサリアムは2,700ドル前後でじりじりと上昇中。リップル(XRP)は1.5〜1.6ドル台に浮上し、週足で15%超の急騰を見せています。3銘柄ともに回復基調にあり、市場センチメントは「強欲(Greed)」圏内に入っています。
詳細
Bitcoin(ビットコイン)
ビットコインの最新価格は約84,000〜84,400ドル前後で推移しています。
9月2日時点では76,672ドルだったことを考えると、約1ヶ月で10%近く値を戻したことになります。
ピーク時は9月22〜23日に86,000ドル台に乗せる場面もありました。
時価総額は約1.33兆ドルと圧倒的で、暗号資産市場全体のリーダー的存在は揺るぎません。
テクニカル面では、RSI(相対力指数)が72台とやや過熱ゾーンに入っているため、短期的な調整も視野に入れておく必要があります。
今後の焦点は85,000〜87,300ドルのレジスタンス(上値抵抗線)を突破できるかどうかです。
Ethereum(イーサリアム)
イーサリアムは9月25日時点で1ETH=約2,700〜2,713ドルで取引されています。
9月1日の2,462ドルと比べると、約1ヶ月で10%以上の上昇です。
注目すべきは、10月6日にSepolia(セポリア)テストネットで「Glamsterdam(グラムスターダム)」アップグレードが実施予定という点です。
このアップグレードでは、ガスリミットの大幅引き上げ(最大2億)やMEV(最大抽出可能価値)リスクの低減など、ネットワーク効率の向上が期待されています。
また、スタンダードチャータード銀行は長期的にETHが10,000〜40,000ドルに達すると予測するなど、強気な見方も根強くあります。
ただし、2025年8月には5,000ドル近くをつけた後に大きく下落した経緯もあり、ボラティリティには注意が必要です。
Ripple(リップル / XRP)
XRPは現在1.5〜1.6ドル台で推移しており、直近7日間で約15〜17%の急騰を見せています。
9月7日時点では1.40ドル前後だったため、この約3週間での上昇は目を引く動きです。
背景にはいくつかの追い風があります。まず、スポットXRP ETF(上場投資信託)が2025年11月にSEC(米証券取引委員会)に承認されており、機関投資家マネーの流入が続いています。
9月23日だけでも、スポットXRP ETFに1,804万ドルの資金が流入し、累計純資産は16.5億ドルに達しました。
さらにXRPレジャーでは9月24日に新規アカウント数が1万1,432件を記録し、30日平均の約4.2倍という急増を示しています。
一方で、リップル社が毎月エスクローから10億XRPを放出するという供給圧力の問題も残っており、継続的な需要がそれを上回れるかが鍵です。
今後の展望
3銘柄に共通するのは、2026年前半の低迷から脱出しつつある回復基調です。
ビットコインはFear & Greedインデックスが71(強欲)を示すなど、投資家心理が改善しています。短期的には85,000〜87,000ドル圏の突破が上昇継続の試金石になります。
イーサリアムはGlamsterdamアップグレードという具体的な材料があります。アップグレードが成功すれば、開発者や機関投資家の関心を再び集めるきっかけになるかもしれません。今月末の月間終値が2,800ドルを超えられるかが短期の注目点です。
XRPはETF流入が継続しており、需給面で見逃せない変化が起きています。ただし過去のサイクル高値(2025年7月の3.65ドル)から見れば、まだ約57%低い水準です。年末にかけて1.80〜3.20ドルのレンジを目指す声もありますが、供給圧力との綱引きに注目です。
全体として、米国の金融政策(利上げ期待)が市場の上値を抑える可能性がある点は引き続きリスク要因です。分散投資の原則を守りつつ、各銘柄固有のファンダメンタルズも丁寧に追うことが、この局面では大切です。
