2026年09月05日の株式市場動向まとめ
サマリ
日本株は9月4日に反発し、日経平均が65,020円まで上昇しました。米国株が長期金利の低下を背景に上昇したことが買い材料となっています。一方、米国では9月特有の下落傾向「魔の9月」への警戒感があり、金利上昇による圧力も続いています。先行きについては、業績拡大見通しの堅実さが支えになる一方、市場全体には調整リスクが存在する局面です。
詳細
日本株の現状
9月4日の日経平均株価は65,020.94円となり、前日比806.46円高い上昇幅で取引を終えました。直前の4日間続落から反発する形になります。背景には米国株の上昇と米長期金利の低下があります。
日本株の長期見通しは良好です。2026年度の企業業績は2025年度比で営業利益が+14.6%、純利益が+15.0%と2ケタの増益が予想されており、人工知能向けを含む半導体やデータセンター需要の増加が重要な要因となっています。複数の証券会社は年末の日経平均を60,000円台から63,000円程度と予想しています。
米国株の状況
米国株は9月特有の課題に直面しています。米国株は9月に下落しやすい「アノマリー」があり、2000年から2025年のS&P500の月次平均騰落率は9月が-1.3%と最も低い結果となっています。この傾向は機関投資家のポジション調整や利益確定売りなどで説明されます。
ただし金利環境には明るさも見えます。FRB理事が「今後発表される経済指標でインフレ圧力の鈍化が確認されれば9月FOMCで政策金利の据え置きを支持する」との考えを示し、早期利上げ観測が後退しました。
今後の展望
向こう数ヶ月の株式市場は、好況な業績見通しと短期的な調整リスクのバランスが重要になります。日本株については、2026年度の企業業績が堅調であることが底堅さになります。一方米国株は9月の季節性と金利動向に注意が必要です。
投資家にとっては、日本株の半導体・データセンター関連企業の業績改善という実質的な成長要因と、変動する金利環境の両方を見守る慎重姿勢が求められます。10月以降は米国株の季節的な強気傾向も期待できるため、短期調整後の買い場を探る投資戦略が有効かもしれません。
