【ハルキゲニ男の未攻略ゲーム愛】2026年08月20日の気になる1本
今日の1本
…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは『Netrunner(ネットランナー)』だ。ジャンルはコレクタブルカードゲーム(CCG)。マジック:ザ・ギャザリングの生みの親、リチャード・ガーフィールドが設計し、Wizards of the Coastから1996年に発売された作品なんだ。今から30年前のゲームだ。でも、その名前を知るカードゲーマーは今でも深くうなずく。それだけのタイトルだ。
どんなゲーム?
サイバースペースが全世界を覆い、サイバネティクス技術が発達した近未来が舞台だ。国家を凌駕する権力を持つ巨大企業「Corp(コーポ)」と、その企業ネットワークに侵入して機密を盗み出すデータ盗賊「Runner(ランナー)」の対決を描いている。このゲームの核心は「非対称性」だ。一方のプレイヤーはコーポとして、ICEプログラムでデータサーバーを守りながら秘密のアジェンダを進める。もう一方はランナーとして、その防衛を突破しアジェンダを盗む。両陣営はまったく異なるカードプール、異なるリソースシステム、異なる勝利条件でひとつの対戦を戦う。コーポは”守り・隠匿する”側。ランナーは”見破り・奪い取る”側だ。視点によって扱う情報がまったく異なるため、立場を変えることで幅広いゲーム体験が得られる。ルールは単純ではないが、一度理解すると「なるほど」という瞬間が来る。
ゲニ男が気になる理由
率直に言う。
カードゲームというと、同じルールのもとで双方が戦うものがほとんどだ。でもNetrunnerは違う。コーポとランナーでは使えるカードも、勝ち方も、考え方そのものも異なる。1999年にはPyramid誌が「ミレニアムで最も過小評価されたゲーム」のひとつに選んでいる。カードゲームデザインの世界では、Netrunnerは史上最もよく設計されたゲームのひとつだと評価されている。オリジナルはWizards of the Coastが1996年から1999年まで展開し、その後Fantasy Flight Gamesが2012年にLCG形式で復活させ、2018年まで続いた。現在は入手が難しい状況だが、デジタルで遊べる非公式プロジェクトも存在する。知る人ぞ知る、という立ち位置がまた刺さるんだ。
サイバーパンクが好きな人間には、世界観を眺めているだけで満足感がある。カードのフレーバーテキストも読み込みたくなる。それがガチオタクというものだ。
こんな人にやってほしい
心理戦が好きな人。情報の非対称性を楽しめる人。サイバーパンクの世界観に惹かれる人。あとは、「マジックをやったことがあって、もっと尖ったものが食べたい」という人。そういう人に届いてほしいゲームだ。
入手のハードルは高いが、ルールは公開されている。非公式のデジタル版で無料で体験できる環境もある。知識と工夫があれば触れることはできるんだ。
やってみる価値はある。…以上。
