今日の1本

…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、台湾のゲームメーカー・Red Candle Gamesが開発した2Dアクションアドベンチャー、『九日ナインソール(Nine Sols)』だ。Steamでの発売は2024年5月29日。その後、2024年11月にはSwitch・PS4/PS5・Xbox向けにもリリースされている。インディーゲームとしては、静かに、しかし確実に評価を積み上げてきたタイトルだ。

どんなゲーム?

道教をベースにしたSFファンタジーに、古代中国神話を融合させた2Dプラットフォーム型アクションアドベンチャーゲームだ。中国における道教とスチームパンクを組み合わせており、中国風の建築物と未来的な機械が調和した、Nine Solsでしか味わえない独自の雰囲気を持っているんだ。舞台は巨大な宇宙船「新崑崙(しんこんろん)」。忘れられていた英雄・羿が、復讐のために9人の「太陽」に挑む物語だ。本作は有名アクションゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』の影響を受けており、敵の攻撃をかわすだけでなく「弾く」ことで戦闘を有利にできる仕組みがある。新崑崙の各地域には、それぞれ特色ある環境と建築が立ち並び、ステージのあちこちに秘密や宝物が隠されている。しかし敵や罠も仕掛けられているため、報酬を手に入れるには危険を冒さなければならない。甘くはない。そこが良い。

ゲニ男が気になる理由

Red Candle Gamesという開発元が、まず面白い。その彼らが、ホラーとは真逆の方向性ともいえるアクションゲームで勝負してきた。そのチャレンジ精神が気になるんだ。

世界観の設計が特に興味深い。道教の哲学とSFが混ざり合う「タオパンク」という概念は、ジャンル的な新鮮さがある。セキロ、ホロウナイト、カタナゼロの影響を受け、アートスタイルはAKIRA・攻殻機動隊などを参照したとされている。日本のサブカルチャーへの目配せと、中国・台湾のルーツが合わさった、クロスカルチャーな作品なんだ。それだけ層の厚い作品が、インディーの枠から出てきたことが静かに嬉しい。

これはノイズが少ない。数字が正直に語っている。なのに日本での知名度はまだ低い。そこがまたガチオタク的に気になるところだ。

こんな人にやってほしい

『ホロウナイト』を好きになれた人、『SEKIRO』のパリィの緊張感がクセになった人、あるいは「中国神話ってよく知らないな」という人にこそ手に取ってほしい。道教やSFというフィルターを通すと、神話の世界がまるで違う顔をして見えてくる。高難易度は覚悟がいるが、その先に待つ物語と世界観は、それだけの価値を持っている。やってみる価値はある。…以上。

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。