今日の1本

…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは『パンデミック』(Pandemic)だ。作者はマット・リーコック(Matt Leacock)、発売年は2008年、メーカーはZ-Man Games(カナダ)、日本語版はホビージャパンから出ている。ジャンルは協力型ボードゲーム。対戦ではない。全員が同じ側に立つゲームだ。

どんなゲーム?

プレイヤーは病原体に立ち向かう医療研究チームの一員となり、協力しあいながら感染症の世界的流行(パンデミック)に立ち向かう。プレイヤー間で勝敗を争うのではなく、プレイヤー全員対ゲームシステム(病原体)という構図の、ボードゲームでは比較的めずらしい協力ゲームだ。プレイ人数は2人〜4人で、プレイ時間は約45分。ゲームの目的はプレイヤー全員で協力し、赤・黄色・青・黒の4色の治療薬を見つけることだ。ターンごとに感染カードが引かれ、世界地図上にウイルスが広がっていく。アウトブレイクが起きれば連鎖的に被害が拡大する。手札を管理しながら、仲間と情報を共有し、最善の一手を議論し続ける。そういうゲームだ。

2008年に発売されたやや古めかしい見た目の初版は絶版となり、現在はリニューアルバージョンとしてバランス調整やイラストが調整されたものが出ている。ホビージャパンから出ている「パンデミック:新たなる試練」がそのリニューアルバージョンだ。このパンデミック基本セットは、ボードゲームのシステムとして非常によくできていて完成度が高く、この作品以降、似たようなシステムを搭載した大量のパンデミック亜種作品が世に出てくることになった。感染カードをめくる瞬間の恐怖、エピデミックカードを引いたときの絶望感、そしてアウトブレイクが発生したときの緊張感。そのスリルをかいくぐってウイルスを駆除し、治療薬を作ったときは本当に達成感がある。

何より、プレイヤー同士が対立しない設計が興味深いんだ。誰かが負けるのではなく、全員が勝つか全員が負けるかだ。ゲームへの向き合い方そのものが変わる体験だと思っている。

こんな人にやってほしい

ボードゲームをあまりやったことがない人にも勧めやすい1本だ。難易度調整次第で初心者でも楽しめる。負けるとみんなで悔しがり、勝つとみんなで喜ぶ。この一体感がパンデミックの真髄だ。

逆に、ガッツリ戦略を練りたいゲーマーにも刺さる。役職の選び方、カードの使うタイミング、議論の深度。突き詰めると底が見えない。仲間と集まる機会があるなら、このゲームをテーブルに出してみるといい。やってみる価値はある。…以上。

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。