【ハルキゲニ男の未攻略ゲーム愛】2026年07月31日の気になる1本
今日の1本
…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、『ライブ・ア・ライブ』だ。ジャンルはRPG。だ。金曜はレトロゲームの日。今日の1本にこれ以上の選択肢はない、そう思っている。
どんなゲーム?
7人の主人公が7つの舞台で目的を達成するオムニバス形式のRPGだ。最終編にて全ての主人公が一堂に会し、行動を共にすることを特徴としている。舞台の異なる7つのシナリオを自由に選択でき、それぞれキャラクターデザインも、戦闘以外のシステムも異なる。7つすべてクリアすると選択できる「中世編」「最終編」で物語は真の結末を迎える。戦闘システムは、コマンド入力式RPGとシミュレーションRPGの両方の要素を取り入れたようなスタイルだ。シナリオによっては、バトルがほぼ存在しないものもある。異なるゲーム体験が7本詰まっている、という表現が正確だ。
本作は小学館との共同企画で、小林よしのり、田村由美など当時小学館の漫画雑誌で連載を持っていた7名の漫画家が各シナリオのメインキャラクターデザインとして参加している。そのため各シナリオのビジュアルの雰囲気はかなり異なる。それが逆に強烈な個性になっているんだ。
ゲニ男が気になる理由
それだけ言えば伝わると思う。
オムニバス形式のRPGというコンセプト自体、当時としても今としても異端だ。それを7本のクオリティで均等に仕上げてしまったスクウェアという会社の底力に、静かに脱帽するしかない。
音楽も語らなければならない。作曲は下村陽子氏だ。SFC版サントラはストリーミングサービスでも聴ける。スクウェア・エニックス公式でYouTubeのプレイリストも公開されている。各シナリオの世界観に合わせて音楽の雰囲気が全く異なる。原始時代の音楽と近未来の音楽が同じ作曲者によるものだと、最初は信じられなかった。
そして最終編。これについては何も語らない。自分で体験してほしいんだ。ただひとつ言えるのは、「あの世で俺にわび続けろ オルステッドーーーーッ!!!!」という名台詞は、ネット界隈でも非常に有名だ。2022年には7つの独立したシナリオで自由に冒険できるこのRPGのリメイク版が発売された。音声追加やセーブ機能の改善があり、より魅力的な体験が提供されている。SFC版の雰囲気を残したまま遊びやすくなっている。入口としてはリメイク版から入るのが現実的だ。
こんな人にやってほしい
RPGを長年やってきたけど、最近新鮮な体験がないと感じている人に届けたい1本だ。シナリオを1本クリアするだけでも数時間で終わるものがある。ハードルは思っているより低い。
「どこから遊んでもいい」というゲームは多いが、本作は本当にそうなんだ。近未来編でも功夫編でも、好きなところから踏み込んでいい。ただし、必ず最後まで全シナリオ遊んでほしい。最終編で待っているものが、それまでの全てを変える。
昔のスクウェアが本気でおかしなものを作っていた、その証拠を見たい人にも強く薦める。やってみる価値はある。…以上。
