今日の1本

…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、『クトゥルフ神話TRPG』(Call of Cthulhu)だ。ジャンルはテーブルトークRPG、いわゆるTRPGに分類されるアナログゲームだ。2019年にKADOKAWAから『新クトゥルフ神話TRPG ルールブック』として最新の7版が発売されている。ゲームは進行役となるキーパーと、探索者を演じる数人のプレイヤーで楽しむものだ。探索者の創造、ダイス・ロール、戦闘、魔術、クトゥルフ神話の神々とクリーチャーなど、物語の創造とロールプレイのための各種ルールが解説されている。プレイヤーはそれぞれ自分のキャラクター「探索者」を作り、キーパーが提示する事件や謎に挑んでいく形式だ。

このゲームには、他のTRPGにはない独自のパラメーターがある。「正気度」というポイント、俗に「SAN値」と呼ばれるものだ。恐ろしい出来事に遭遇したり怪物を目撃した時に精神が耐えられるか、あるいはその時にどれだけ精神がすり減ってしまうのかを表す。いわば心のHPであり、凄惨な現場を目の当たりにしたり、おぞましい神話生物や神々を目撃したり、恐ろしい真実に行き当たってしまったりすると減少する。CoCはプレイヤーキャラクターが凄惨な状況で死亡したり、精神病院に送られたりすることが珍しくないゲームとして知られており、プレイヤーの最終的な勝利は保証されていない。これが他のTRPGとは一線を画す最大の特徴なんだ。

ゲニ男が気になる理由

このゲームのデザインには、少し面白い背景がある。デザイナーのサンディ・ピーターセンはケイオシアムでRuneQuestに関わった後、このCoCを設計した。後にid Softwareへ移り、DoomやQuakeの開発にも携わっている。アナログゲームとデジタルゲーム、双方の歴史に名を刻んだ人物が作ったゲームというのは、それだけで興味深い。

1981年の発売以来、現在まで版を重ね続け、ケイオシアムや各国のライセンス出版社から数百冊ものソースブックと無数のシナリオが生み出されてきた。これだけ長く生き続けているゲームには、それだけの理由がある。勝てない恐怖と向き合いながら、人間の限界を探索するという体験が、他では得られないものだからだ。

ゲームとして整備された公式リソースの多さも見逃せない。日本の帝国時代やヴィクトリア時代のイギリスを舞台にしたものや、猫になって探索を楽しむもの、原始時代・平安時代・幕末の探索者になって楽しめるソースブックも存在している。舞台のバリエーションがここまで豊かなTRPGはそう多くない。

こんな人にやってほしい

ホラーや怪奇小説が好きな人、あるいはゲームで「勝てる保証のない緊張感」を味わいたい人に向いている。普段テレビゲームばかりやっている人も、一度体験してみる価値がある。TRPGはルールブックとサイコロ、そして仲間さえいれば始められる。敷居はそれほど高くないはずだ。

初心者向けには『新クトゥルフ神話TRPG クイックスタート・ルール』という入門用ルールブックが用意されており、サンプルシナリオ「悪霊の家」の新ルール対応版も同梱されている。まずそこから手を伸ばしてみるといいだろう。SAN値がどれほど恐ろしいものか、テーブルを囲んで身を持って知ることになる。やってみる価値はある。…以上。

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oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。