今日の1本

…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、『エバーデール(Everdell)』だ。ジャンルはワーカープレイスメント型の街づくりボードゲーム。デザイナーはジェームス・A・ウィルソン。原版の発売は2018年。日本語版はアークライトから2020年1月に発売されている。プレイ人数は1〜4人、推奨年齢は13歳以上、プレイ時間は40〜80分ほどだ。

どんなゲーム?

プレイヤーは「エバーデール谷」に住む動物たちのリーダーになる。
目的は、冬から秋の4つの季節をかけて、建物を建て、仲間の動物を招きながら、自分の街を発展させることだ。

ゲームの核心は3つの選択肢だ。手番ごとに「ワーカーコマの配置」「カードのプレイ」「季節の変更」のどれか1つを選ぶ。シンプルに見えるが、そう簡単ではない。

資源は果実・小枝・樹液・小石の4種類。これを集めてカードを出し、自分の街を最大15枚(5×3の配置)まで広げていく。カードには建物系と動物系があり、特定の建物があると対応する動物をコストなしで招けるという仕組みがある。最終的に勝利点が最も高いプレイヤーが勝者だ。

特徴的なのは、テーブルの中央にそびえる組み立て式の立体ギミック「永遠の樹(エバーツリー)」の存在だ。そこにコマやカードを配置できる構造になっており、ゲームの没入感を一気に高める。資源トークンも樹液は透明感があり、果実はゴム製でリアルな造形だ。コンポーネントへのこだわりが尋常ではない。

ゲニ男が気になる理由

このゲームには「見た目で釣って、中身で沈める」構造がある。かわいい動物イラストと牧歌的な世界観に惹かれて手に取ると、中身はしっかりとした戦略ゲームが待っている。テラフォーミング・マーズやウィングスパンに通じる、エンジン構築系の深みがある。ワーカープレイスメントとカードコンボが組み合わさった設計は、1回目より2回目、2回目より3回目が面白くなっていく類いのものだ。

128枚のカードはすべて効果が異なる。毎回違うコンボが生まれる。「あのカードと、このカードが繋がるのか」という発見が繰り返されるうちに、気づけば深夜になっているタイプのゲームだ。

また、他プレイヤーとの直接干渉が少ない。自分の街を黙々と作り込む時間が長い。それがゲニ男にはちょうどいい。静かに、しかし着実に点数を積み上げる感覚は、なかなか他のゲームでは味わえない。BGG(Board Game Geek)でも高評価を維持し続けているのは、それだけ繰り返しに耐える設計だということだ。

デジタル版もある。練習用に使えるし、物理版を持っていない状態でもルールを体で覚えられる。入手してすぐに本番、というスタイルも選べるのはありがたいんだ。

こんな人にやってほしい

じっくり自分の戦略を組み立てるのが好きな人に向いている。カードコンボを探すのが好きな人、世界観に没入したい人、重量級ゲームへの入り口を探している人にも合うと思う。

かわいいゲームはちょっと…と思っているガチ勢にも言っておく。見た目に騙されるな、ではなく、見た目ごと楽しめ。コンポーネントの作り込みは、それ自体がゲーム体験の一部だ。テーブルにエバーツリーが立った瞬間、場の空気が変わる。それもゲームの醍醐味なんだ。

やってみる価値はある。…以上。

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。