2026年07月09日の株式市場動向まとめ
サマリ
日経平均は7月8日時点で68,000円台で推移し、米国株も史上最高値を更新するなど堅調です。AI・半導体関連株の買い戻しが相場を支えており、7月は決算シーズン一巡で比較的上昇しやすい傾向が続いています。年内の注目は業績見通しの上方修正と、金利政策の動向です。
詳細
日本株の動向
日経平均株価は7月8日に68,008円で前日比マイナス0.36%となりました。4月の安値55,558円から6月高値72,831円まで約44%上昇した後、現在は調整局面にありますが、下値は堅いです。週足の6週移動平均線で支持されており、大崩れリスクは低いと見られています。
東証株価指数(TOPIX)は週足ベースで最高値を更新しており、日経平均よりも底堅さが目立ちます。これまでのAI・半導体業界の成長力が、個別銘柄を超えた広がりを見せ始めている証拠です。特に製造装置や検査装置の業績見通しが上方修正される傾向が強いため、関連銘柄が買われやすい状況が続いています。
米国株の動向
ダウ工業株30種平均は7月7日に52,925ドルで3営業日ぶりに反落しましたが、その後は反発しています。7月6日時点で53,055ドルまで上昇し、史上最高値を更新しました。半導体関連株の買い戻しとハイテク株への買いが相場を牽引しています。
マグニフィセント7(米大型テック企業)の多くが上昇しており、テック関連と金融への買いが続いています。米10年債利回りの低下が株式市場を支援材料となっており、米利上げ観測が後退したことで相場が安定しています。個別銘柄ではメタが3.32%上昇するなど、AI関連の優良企業に資金が流入中です。
今後の展望
2026年7月の株式市場は、決算シーズンが一巡したことで企業業績への不透明感が後退するとともに、配当金再投資や夏のボーナス資金の流入が期待されます。統計的には7月の勝率は52.1%と5割を超え、平均損益も+0.77%とプラスで終わりやすい月です。
日本株については、野村證券が2026年末の日経平均株価を60,000円、TOPIXを4,000と見込んでいます。AI・半導体の業績が大幅増益を予想されており、2026年度の営業利益は2ケタの増益が見込まれています。特に高市政権による積極的な経済政策と物価安定化への期待が、消費回復につながると予想されています。
一方、米国株については米大手証券10社の2026年末S&P500指数目標値が平均7,450ポイント(約9%上昇)と見込まれています。ハイパースケーラー企業の設備投資動向が重要で、2026年10-12月期をピークに伸び率が鈍化する可能性が指摘されています。
今後の注視ポイントは日銀と米FRBの金利政策決定です。日銀の9月以降の利上げの有無、米FRBの利下げペースが円相場や株価に大きな影響を与えるでしょう。また、テック決算での業績見通し上方修正の出尽くしにも注意が必要です。夏枯れで出来高が減少する7月下旬からは、突発的な材料での変動に留意が求められます。
