今からでも間に合う!サクッとプログラミング講座(初心者編)第4回:変数とデータの基本
はじめに
さあ、第4回の講座の内容にまいりましょう。ここまで歩んでこられたあなたは、もうすでに立派な一歩を踏み出しています。今回は、プログラミングの世界でもっとも大切な「箱」のお話をいたします。この「箱」の使い方を知るだけで、プログラムへの理解がぐっと深まりますよ。どうぞ肩の力を抜いて、ご一緒にまいりましょう。
サマリ
今回は「変数」という、データを入れておく箱の考え方を学びます。変数にはさまざまな種類のデータを入れることができ、それぞれに名前をつけて管理します。この仕組みを知ることで、プログラムがどのようにデータを扱っているのかがスッキリと見えてくるはずです。
詳細
変数って何? まずは「箱」のイメージで考えてみましょう
「変数」という言葉、少し難しそうに聞こえますね。でもご安心ください。変数とは、ひとことで言えば「データを入れておく箱」のことです。
たとえば、お料理をするとき、砂糖・塩・しょうゆをそれぞれ別の容器に入れて保管しますよね。プログラムも同じです。使いたいデータをそれぞれ名前のついた箱に入れて管理します。
「名前」=箱のラベル、「データ」=箱の中身、と覚えておくと、ぐっとわかりやすくなります。
変数に入れられるデータの種類を知りましょう
箱に入れられるものには、いくつかの種類があります。代表的なものをご紹介しますね。
まず「数字」です。年齢・点数・個数など、計算に使える数のことです。次に「文字」です。名前・住所・メッセージなど、言葉として扱うデータのことを指します。そして「はい・いいえ」で答えられる情報もあります。たとえば「ログインしているか・していないか」といった、二択の状態を表すものです。
この3種類をまず頭に入れておくだけで、プログラムの読み方がずいぶん変わってきますよ。
変数に名前をつけるときのルールを覚えましょう
箱には必ず名前をつけます。この名前のつけ方にも、いくつかのお作法があります。
まず、名前はわかりやすいものにすることが大切です。「年齢」を入れる箱なら「nen_rei」や「age」など、中身を想像できる名前にします。「a」や「x」のような意味のわからない名前は、あとで読み返したときに混乱のもとになります。
また、名前の途中にスペース(空白)を入れることはできません。複数の単語をつなげるときは、アンダーバー(_)を使うか、単語の頭だけ大文字にする方法がよく使われます。丁寧な名前づけは、プログラムの読みやすさにつながる大切な習慣です。
変数の中身は、あとから変えることができます
「変数」の「変」は、「変わる」という意味を持ちます。つまり、箱の中身はあとから入れ替えることができるのです。
たとえばゲームのスコアを考えてみましょう。最初は「0点」からスタートして、アイテムを取るたびに点数が増えていきますね。このとき、スコアを入れる箱の中身がどんどん更新されているイメージです。
一度入れたら変えられない箱(定数と呼ばれます)もありますが、まずは「変数は上書きできる箱」と覚えておきましょう。
変数を使うと、プログラムはこんなに便利になります
変数を使う最大のメリットは、「同じデータを何度も書かなくてよくなること」です。
たとえば、あるお店の消費税率が変わったとします。変数を使っていれば、税率を入れた箱の中身を一か所変えるだけで、プログラム全体に反映されます。変数を使っていなければ、税率が書かれた場所をひとつひとつ探して修正しなければなりません。
変数は、プログラムを「賢く・効率よく・修正しやすく」するための、とても大切な道具なのです。ぜひ、身近な例に置き換えながら、感覚をつかんでいただけますと嬉しいです。
おわりに
今回の「変数とデータの基本」、いかがでしたか。箱にラベルを貼って、中身を丁寧に管理する。それだけのことが、プログラムの土台をしっかりと支えているのです。難しく考えすぎず、「便利な箱があるのだな」という感覚を大切になさってください。次回の第5回では、プログラムに「判断」をさせる仕組み、「条件分岐の考え方」をご一緒に学んでまいります。どうぞお楽しみに。
