はじめに

さあ、第16回の講座の内容にまいりましょう。今回は、お子さんをお持ちの方にも、かつて学校に通っていたすべての方にも、きっと身近に感じていただけるテーマをご用意いたしました。「学校とAI」、一見すると遠い世界のお話のように思えますが、実はもうすでに、静かに、しかし確かに変化が始まっております。どうぞ肩の力を抜いて、ゆったりとお読みくださいませ。

サマリ

AIは今、学校教育の現場にも少しずつ入り込んでいます。宿題や調べ学習への活用から、先生の仕事を助ける使い方まで、さまざまな可能性があります。一方で「カンニングになるのでは?」という心配の声も。今回は、学校とAIの今をわかりやすくご紹介してまいります。

詳細

そもそも、学校にAIはもう来ているの?

「AIなんて、まだ学校には関係ないでしょう?」と思われる方も多いかもしれません。ところが、実はすでに始まっているのです。

たとえば、タブレット端末を使った授業は、多くの小中学校で取り入れられています。その中には、子どもの学習の進み具合を自動で判断して、その子に合った問題を出してくれる学習アプリも含まれています。これはまさに、AIの力を借りた学びのかたちです。

外から見えにくいところで、AIはもう教室の中に入ってきているのですね。

子どもたちはAIをどう使っている?

中学生や高校生の間では、「チャットGPT」などの文章を作ってくれるAIを使う子が増えています。読書感想文を書いてもらったり、調べ学習のまとめを作ってもらったり、といった使い方です。

「それってズルじゃないの?」と感じる方もいらっしゃるでしょう。ごもっともな感覚です。実際、学校の先生方もこの問題にとても頭を悩ませています。

大切なのは、AIに「全部やらせる」のではなく、「一緒に考える道具として使う」という感覚です。たとえば、自分でまず考えてから、AIのアイデアと比べてみる。そんな使い方ができると、学びがぐっと深まります。

先生にとってのAIって?

AIは子どもたちだけでなく、先生方にとっても強い味方になりえます。

先生のお仕事は、授業をするだけではありません。テストの採点、お便りの作成、保護者への連絡、行事の準備……本当にたくさんの業務があります。AIを使えば、たとえば作文の初回チェックや、お知らせ文の下書き作成などを助けてもらうことができます。

先生が雑務に使う時間を減らせれば、子どもたちと向き合う時間が増えます。AIが先生の代わりをするのではなく、先生をサポートする存在として機能する、そんな未来が近づいています。

AIを使うことで失われるものはないの?

もちろん、懸念もあります。一番よく聞かれるのが、「考える力が育たなくなるのでは?」という声です。

これは、とても大切な視点です。難しい問題を自分の頭で悩んで解くからこそ、思考力は鍛えられます。AIがすぐに答えを出してくれる環境では、その「悩む時間」が失われてしまうかもしれません。

包丁と同じで、使い方次第なのです。うまく使えば料理が豊かになりますが、扱いを間違えると危ない。AIもまったく同じで、「どう使うか」を教えることこそが、これからの教育の大きな役割になってきます。

これからの学校教育、どう変わっていく?

文部科学省も、AIと教育のあり方についてガイドラインを作り、議論を重ねています。「AIを使ってはいけない」という方向ではなく、「正しく賢く使える人を育てよう」という方向へ動いています。

プログラミング教育が必修になったように、「AIリテラシー」、つまりAIとうまく付き合う力を育てる教育も、これからの学校では欠かせないものになっていくでしょう。

子どもたちが大人になる頃には、AIはもっと身近な存在になっています。だからこそ、学校という場所で「AIとの賢い付き合い方」を学ぶことが、とても大切なのです。

おわりに

今回は、学校教育とAIの関係についてご一緒に見てまいりました。「脅威」でも「魔法の道具」でもなく、賢く付き合うべき存在として、AIを捉えていただけたなら、とても嬉しゅうございます。大人の皆さまも、ぜひお子さんやお孫さんとAIについて話してみてくださいね。そのような会話が、きっと豊かな学びの種になるはずです。次回の第17回は、「AIが変える働き方」をテーマにお届けいたします。どうぞお楽しみに。

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oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。