2026年10月05日の仮想通貨動向まとめ
サマリ
ビットコインは約84,000ドル台で推移し、直近90日で力強い回復を見せています。イーサリアムは2,680ドル近辺で横ばいが続き、2,800ドルの壁に阻まれています。リップル(XRP)は1.50ドル前後で底堅い動きを見せつつも、10月28日のFRB(米連邦準備制度理事会)の会合を前に上値が重い状況です。3通貨ともに、マクロ経済の動向が今後を大きく左右する局面に入っています。
詳細
🟠 Bitcoin(ビットコイン / BTC)
ビットコインは現在、84,000ドル台で取引されています。
直近のデータを見ると、10月1日には約83,448ドル、10月2日には約86,682ドルまで急騰し、強い回復の勢いを見せました。
ただし、史上最高値の約126,210ドルと比べると、依然として大きく下の水準です。
テクニカル面では、87,397ドルが直近の重要な抵抗線(壁)です。この水準を超えれば心理的節目の90,000ドルを目指す展開も見えてきます。一方、サポート(下値支持)は82,281ドル〜82,800ドルのゾーンで、ここを割り込むと75,000ドル台までの調整も視野に入ります。
また、ETF(上場投資信託)への資金流入が日次で約1億3,400万ドルまで縮小しており、上昇の勢いが弱まっているのが気になるポイントです。
🔵 Ethereum(イーサリアム / ETH)
イーサリアムは現在約2,680〜2,690ドルで推移しています。
10月4日の分析では、ETHが2,800ドルを何度か試みるも跳ね返され、レンジ相場(一定の値幅内での行ったり来たり)が続いています。
さらに、米国のスポットETH ETFが10月1日までの3営業日で約1億1,800万ドルの資金流出を記録しており、機関投資家(大口プロ投資家)の需要が一時的に後退していることも上値の重さにつながっています。
ポジティブな材料としては、「Glamsterdam」アップグレードがSepoliaテストネットで10月6日に予定されていることが挙げられます。このアップグレードはネットワークの改善につながるもので、開発の前向きな進展を示しています。
10月中の目標価格は2,950ドルとする分析もあり、2,800ドルを明確に超えられれば3,000ドルへの道も開けます。
🔵 Ripple(リップル / XRP)
XRPは現在約1.50ドルで取引されています。
直近90日間で約46%の上昇を記録した強さがありますが、年初来では依然マイナスが続いています。
注目すべきは、エスクロー(ロックされた口座)から解放される370億XRP(現在価格で約550億ドル相当)の存在です。この大量供給が価格の上昇を抑える要因の一つとなっています。
直近の抵抗線は1.66ドル、さらに上の1.70ドルを突破できれば本格的な上昇トレンド入りの可能性が高まります。10月の予想レンジはおおむね1.51〜1.75ドルとする予測が多く、月末にかけて緩やかな回復が期待されています。
また、10月27〜29日にはRipple主催のイベント「Ripple Swell」がニューヨークで開催予定であり、ポジティブなニュースが出れば相場の刺激材料になり得ます。
今後の展望
3通貨に共通する最大のカギは、10月28日のFRB会合です。利上げが決定された場合、リスク資産である仮想通貨全般に売り圧力がかかる可能性があります。現時点で利上げの確率は約64%と高く、市場は慎重な姿勢を維持しています。一方、利上げが見送られれば、ビットコインの90,000ドル突破やETH・XRPの急騰につながる起爆剤になり得ます。
BTCは中長期のトレンドが200日移動平均線(74,000ドル付近)を大きく上回っており、上昇構造そのものは崩れていません。ETHはGlamsterdam升級による技術的進歩と機関投資家の動向が焦点です。XRPはRipple Swellでの発表内容とエスクロー供給圧力の綱引きに注目です。
仮想通貨市場は依然ボラティリティ(価格の変動幅)が大きく、短期的な乱高下もあり得ます。投資は余裕資金の範囲内で、リスク管理を徹底しながら行うことが大切です。
