2026年08月01日の株式市場動向まとめ
サマリ
8月1日時点で米国市場は底堅い。ダウ平均は0.60%、ナスダックは0.98%上昇し、AI関連の買い戻しが続いています。一方、日本株は先週末31日の大幅反落(日経平均2566円安、終値6万2364円)の影響で、今週のスタートは慎重さが残る展開。半導体関連銘柄の動向が両市場を左右する重要な局面です。
詳細
日本株の現状
日本株は波乱相場が続いています。7月31日の取引では日経平均が大幅反落し、下げ幅は一時3000円を超えました。終値は6万2364円となり、約2ヶ月ぶりの安値を更新しています。
背景には、韓国株市場の急落に伴う半導体関連銘柄への売圧力があります。キオクシアホールディングスが決算控えで揺さぶられるなど、AI・半導体関連への資金の流れが大きく変わりました。プライムでは値下がり銘柄が値上がり銘柄を上回る状況です。
ただし、7月30日の米国市場でマイクロソフトが好決算で急騰したことで、その前日は日本でもAI関連が強い買いを浴びました。前場では日経平均が2700円超上昇して6万5300円台に乗せるなど、上下動の激しさが目立ちます。
米国株の底堅さ
米国市場は回復基調です。8月1日時点で、ダウ平均は5万2516ドルで0.60%高、ナスダック総合は2万5360ドルで0.98%高となっています。
AI特化型ヘッジファンドのポジション調整により、モメンタム株が大幅反発した形です。マイクロソフトなど大型IT企業の好決算が市場心理を改善させ、情報技術セクターが買い戻されています。S&P500は1.66%上昇して7448ドル水準にあり、8営業日連続で最高値を更新する堅調さです。
今後の展望
市場の先行きは、引き続き半導体・AI関連の業績動向が鍵となります。野村證券の見通しでは、日経平均を2026年末に68000円と予想しており、AI・半導体企業の経常利益が急速に上方修正される中での株高基調を想定しています。
ただし、足元では適正株価との乖離も指摘されています。NT倍率(日経平均とTOPIXの相対的な割高さを示す指標)が過去最高水準に達しており、調整圧力も存在します。日本株に出遅れ修正の機運が高まる一方、米国の利上げ観測やインフレ期待指数の動向も注視が必要です。
短期的には、決算シーズンの進展と経済指標の発表が相場を大きく左右するでしょう。特に半導体関連の決算内容と、米国の雇用統計などの経済データは市場の方向性を決める重要な要素となります。
