今からでも間に合う!サクッと脳科学講座(初心者編)第19回:デジタルと脳への影響
はじめに
さあ、第19回の講座の内容にまいりましょう。スマートフォンを手放せない日々、動画を見ていたらいつの間にか深夜になっていた経験……あなたにも覚えがございませんか?デジタルと脳の関係は、現代を生きるすべての方にとって、とても身近で大切なテーマでございます。今日もわたくしおやシュミが、やさしく丁寧にご案内いたしますね。
サマリ
スマホやパソコンなどのデジタル機器は、私たちの脳にさまざまな影響を与えています。集中力の低下や睡眠への悪影響がある一方、上手に使えば脳を刺激するツールにもなります。デジタルとの賢い付き合い方を知ることが、脳を守る第一歩です。
詳細
スマホを見るたびに脳が「ピコン!」と反応している
スマートフォンの通知が来るたびに、脳はドキドキと反応します。これは「ドーパミン」という物質が関わっています。ドーパミンとは、脳が「気持ちいい!」と感じるときに出る物質のことです。
通知のたびにこの物質が少しずつ出るため、私たちは無意識にスマホをチェックしてしまうのです。まるで「スロットマシン」のような仕組みで、次に何かいいことが来るかも?という期待が脳をクセにさせてしまいます。
これが積み重なると、スマホなしでは落ち着かないという状態になることもあります。
マルチタスクは脳を疲れさせる
「テレビを見ながらスマホもチェック」という場面、日常的によくありますよね。実はこれ、脳にとってはとても大変な作業なのです。
脳は本来、一度に一つのことに集中するのが得意な構造になっています。複数のことを同時にこなしているように見えても、実際には脳が高速で切り替えを繰り返しているだけなのです。
この切り替えが続くと脳はどんどん疲れていきます。「なんだか頭がぼんやりする」「集中できない」という感覚は、脳が疲れているサインかもしれません。
ブルーライトが睡眠の邪魔をする理由
スマホやパソコンの画面から出る「ブルーライト」という光は、脳に「まだ昼間だよ」と思わせてしまいます。私たちの脳は、暗くなってくると「メラトニン」という眠気を引き起こす物質を出します。
ところが、夜にスマホを見ていると、この物質がうまく出なくなってしまうのです。眠気が来ないので、気づけば夜更かし……という経験、心当たりはありませんか?
睡眠は脳の「お掃除タイム」でもあります。しっかり眠れないと、脳に疲れやゴミが溜まっていくイメージです。寝る1時間前にはスマホを置く習慣が、脳への優しさになりますよ。
デジタルが記憶力に与える意外な影響
「何でもすぐ検索すればいい」という時代になりました。便利な反面、脳が自分で覚えようとする力が少しずつ弱まっているとも言われています。
脳は使わない機能をどんどん省エネにしていく性質があります。覚えなくていいと判断すると、記憶する努力をしなくなるのです。これを「グーグル効果」と呼ぶ研究者もいます。
だからといって、検索をやめる必要はありません。大切なのは、調べたことを自分の言葉でメモしたり、誰かに話したりして、脳に「覚える作業」を少し加えてあげることです。
デジタルと上手に付き合うための脳に優しい習慣
デジタル機器は正しく使えば、脳を刺激するすばらしいツールです。新しい知識を得たり、遠くの人とつながったり、脳にとっても豊かな体験を届けてくれます。
大切なのは「使われる側」にならないことです。いくつかの簡単な習慣を心がけてみてください。
まず、食事中はスマホを置いてみる。次に、寝る前の1時間はデジタル機器から離れる。そして、通知の数を減らして「自分からチェックする」スタイルに変える。これだけでも、脳への負担がぐっと減ります。小さな一歩が、脳を守る大きな力になります。
おわりに
デジタルは便利な道具でございます。けれど、使い方次第で脳の疲れや眠れない夜を生み出してしまうこともある、ということをどうか覚えておいてくださいませ。あなたの脳は、毎日本当によく頑張っております。少しだけ、デジタルから離れる時間を作ってあげてほしいのです。次回はいよいよ「初心者編の総まとめ」でございます。これまでの19回の旅を振り返りながら、大切なことをぎゅっとまとめてお伝えしますね。どうぞお楽しみに。
