今からでも間に合う!サクッと脳科学講座(初心者編)第14回:運動が脳を育てる
はじめに
さあ、第14回の講座を始めますわよ。今回のテーマは「運動と脳の関係」ですわ。「体を動かすのは筋肉のためでしょ?」なんて思っていたら、大間違いでしてよ。運動は脳にとっても、とびきりのごちそうになりますの。どうぞ最後まで楽しんで読んでくださいませ。
サマリ
運動は体だけでなく、脳にも大きな恩恵をもたらします。体を動かすと脳内で「新しい細胞」が生まれやすくなり、記憶力や集中力がアップします。また、気分を上げる物質も分泌されるため、ストレス対策にも効果的です。運動は、脳を育てる最強の習慣のひとつといえます。
詳細
運動すると、脳の細胞が増える!
「脳の細胞は大人になったら増えない」と昔は信じられていました。でも今では、それは間違いだとわかっています。
体を動かすと、脳の中の「海馬(かいば)」という部分で、新しい細胞が生まれやすくなるのです。海馬は「記憶の司令塔」ともいえる場所です。
つまり、運動をすることで、記憶を作る力が底上げされるというわけです。勉強の前に少し歩くだけでも、効果が出ると言われています。
脳への「血のめぐり」がよくなる
運動をすると、心臓がドキドキしますよね。これは血液がたくさん流れているサインです。
脳は血液から酸素や栄養をもらって動いています。血のめぐりがよくなると、脳にもしっかり酸素が届きます。
その結果、頭がスッキリして、集中力や判断力が上がります。「午後に眠くなる」という人は、昼休みに少し歩いてみると効果的ですよ。
「気分がよくなる物質」が脳から出る
運動をすると、脳の中から「幸せを感じさせる物質」が分泌されます。ランニングをした後に「なんだか気持ちいい!」と感じた経験はありませんか?
これはまさにその物質の働きによるものです。気分が落ち込んでいるとき、体を動かすと気持ちが楽になるのには、ちゃんと理由があります。
ストレスを感じているときこそ、軽い運動が脳のリセットボタンになってくれるのです。
どんな運動が脳に効くの?
特別なスポーツをしなくても大丈夫です。脳に一番効くといわれているのは「有酸素運動」です。
有酸素運動とは、息が少し上がる程度の運動のことです。たとえば、ウォーキング・軽いジョギング・自転車・水泳などが代表例です。
1日20〜30分を週3回程度続けるだけでも、脳への効果が期待できます。毎日でなくてもいいので、まずは「歩く習慣」から始めてみましょう。
子どもも大人も、何歳からでも効果がある
「もう歳だから手遅れかも…」と思っている人、安心してください。運動による脳への効果は、何歳からでも得られることがわかっています。
高齢になってから運動を始めた人でも、記憶力の低下を防いだり、脳の若さを保ったりする効果が確認されています。
脳は何歳になっても変化できる、素晴らしい臓器なのです。「今日から動く」ことが、最高のスタートになります。
おわりに
今回は「運動が脳を育てる」というテーマをお届けしましたわ。体を動かすことが、そのまま脳を鍛えることにつながるなんて、一石二鳥どころか一石三鳥でしてよ。どうかエレベーターを一駅分だけ階段に変えるところから、始めてみてくださいませ。次回は「睡眠と脳の深い関係」についてお話しいたしますわよ。お楽しみに。
