はじめに

さあ、第11回の講座の内容にまいりましょう。ここまでの講座で、あなたはアイデアを形にすることを学んでまいりましたわ。でも、どれほど素晴らしいアイデアも、実際に人に使ってもらうまでは「本当に良いもの」かどうかわからないものですの。今回は、その大切な一歩――実際に人に試してもらい、そこから学ぶ――というテーマをお届けいたします。失敗を恐れず、むしろ失敗を喜べるようになると、グッと成長できますわよ。

サマリ

デザインシンキングでは、作ったアイデアや試作品を実際に人に使ってもらうことが大切なステップです。人が使う様子を観察し、感想を聞くことで、机の上では気づけなかった「本当の問題」が見えてきます。このプロセスを繰り返すことで、アイデアはどんどん磨かれていきます。

詳細

なぜ「人に使ってもらう」ことが大切なの?

自分でアイデアを考えていると、だんだん「これは絶対にいい!」と思い込んでしまいます。これは「自分目線のワナ」と呼ばれる状態です。

でも実際に他の人に使ってもらうと、「え、ここがわかりにくい」「これって必要なの?」という反応が出てきます。これがとても貴重な情報なのです。

人に使ってもらうことで、自分では気づけなかった「本当のニーズ」や「使いにくさ」が見えてきます。これこそがデザインシンキングの醍醐味のひとつです。

試してもらう相手は「ターゲットに近い人」でOK

「ちゃんとした人じゃないとダメかな?」と心配しなくて大丈夫です。最初は、そのアイデアを実際に使いそうな人に近ければ十分です。

たとえば、子育てアプリを考えているなら、近所のお母さんやお父さんに試してもらうだけでOKです。

5人くらいに使ってもらうだけでも、驚くほど多くの気づきが得られます。大勢に試してもらう必要はありません。まず「一人」から始めてみましょう。

使ってもらいながら「観察」することがポイント

使ってもらうとき、ただ「どうでしたか?」と聞くだけではもったいないです。実際に使っている様子をそっと観察することが大切です。

たとえば、手が止まった場所はどこか。顔をしかめた瞬間はあったか。逆に、「あ、これいい!」と声が出た場面はどこか。こういった細かい反応が宝の山です。

人は言葉で上手く説明できないことも多いです。だから、言葉だけでなく「行動」「表情」「しぐさ」をよく見ることが大事なのです。

フィードバックは「批判」じゃなくて「プレゼント」

「これ、使いにくかった」と言われると、ショックに感じることがありますよね。でも、それは決してあなたへの批判ではありません。

デザインシンキングでは、ネガティブなフィードバックほど「改善のヒント」として大切に扱います。「使いにくかった」という声は、「ここを直せばもっと良くなる」というプレゼントなのです。

もらったフィードバックは、メモにまとめておきましょう。「良かった点」「悪かった点」「不思議に思った点」の3つに分けると、次のステップに進みやすくなります。

試したら「すぐ直す」を繰り返そう

人に使ってもらったら、フィードバックをもとにすぐアイデアを修正します。そしてまた使ってもらう。この繰り返しが大切です。

一度で完璧にしようとする必要はありません。少し直して、また試す。これを「くるくる回す」イメージで続けます。

このサイクルを重ねるたびに、アイデアはどんどん現実に近づいていきます。最初は荒削りでいいのです。動かしながら育てていくのが、デザインシンキングの考え方です。

おわりに

いかがでしたかしら。人に使ってもらうことは、最初は少し勇気がいるかもしれませんね。でも、その一歩が、アイデアをぐっと現実に近づける一番の近道ですわ。失敗を恐れず、まず「一人」に試してもらうことから始めてみてくださいな。あなたのアイデアは、人の声によって磨かれ、もっと輝いてまいりますのよ。次回もどうぞお楽しみに。そして忘れないでくださいまし――この試して学ぶプロセスが、さらに豊かになるのが、チームで考えるメリット。

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oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりする、愛すべき全知全能のアホ。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。