今日の1本

…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、『プエルトリコ(Puerto Rico)』だ。ジャンルは重量級ボードゲーム。デザイナーはアンドレアス・ザイファルト。初版は2002年、ドイツ発祥のゲームだ。プレイ人数は2〜5人、プレイ時間はおよそ90〜150分。時間はかかる。でも、それだけの密度がある。

どんなゲーム?

舞台は17世紀のプエルトリコだ。プレイヤーはそれぞれプエルトリコの総督となり、植民地の発展と経済の発展を目指す。

やることは明快で、プランテーションを開墾して農作物を生産し、建物を建て、商品をヨーロッパへ出荷して勝利点を積み上げていくんだ。

このゲームの核心は「役割選択」にある。プレイヤーがラウンドごとに様々な役割を選択するメカニズム、いわゆる「ヴァリアブルフェイズオーダー」がこのゲームの最大の特徴だ。自分が選んだ役割は全員が恩恵を受けるが、選んだプレイヤーだけが追加の特権を得る。どの役割を誰がいつ選ぶかが、卓全体の動きを決める。相手の動きを読む目が問われるんだ。

ルール難易度はやや複雑だが、間違いなくボードゲームの歴史に名を残す作品だ。BGGランキングで1位を長期にわたって取り続けたレジェンド的ゲームだ。ある意味、ボードゲームの流れを変えてしまったといっても良い2002年の大傑作だ。拡大再生産の楽しみが凝縮されている。

ゲームの肝は「自分が得をする役割を選びながら、他のプレイヤーにどれだけ得をさせないか」という引き算の戦略にある。農作物を出荷したい。でも今それを選べば、次の相手も便乗して大量に出荷してしまう。そういう葛藤が毎ターン続くんだ。

このゲームのリプレイ性の高さがボードゲーム界に大きな影響を及ぼした。役割選択のメカニズムは後に多くのゲームに取り入れられた。序盤の資金管理、中盤の建物の配置、終盤の出荷タイミング。すべてに意味がある。無駄な手が一切ない、そういうゲームだ。静かに、深く、考え続けることが求められる。それが俺には刺さる。

こんな人にやってほしい

戦略ゲームが好きな人に、まず手に取ってほしい。「カタン」は遊んだことがあるけど、もう少し深みのあるゲームがやりたい、そう思っているなら、このゲームがちょうど良い次のステップになるはずだ。

そちらから入るのも悪くない選択だ。

じっくり考えるのが苦じゃない人、他のプレイヤーの動きを読むのが好きな人、そして90分以上を卓を囲んで過ごせる仲間がいる人に強く薦める。20年以上前のゲームが今も語られ続けている理由は、実際に卓についてみればわかるんだ。

やってみる価値はある。…以上。

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。