【ハルキゲニ男の未攻略ゲーム愛】2026年09月25日の気になる1本
今日の1本
…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、『ライブ・ア・ライブ』だ。ジャンルはRPG。だ。今日は金曜。レトロゲームの日だ。この作品を選んだ。
どんなゲーム?
7人の主人公が、それぞれ異なる舞台の中で目的を達成することを目指す作品で、シナリオはオムニバス形式で展開される。最終編にて全ての主人公が一堂に会し、行動を共にすることを特徴としている。収録シナリオは「原始編」「功夫編」「幕末編」「西部編」「現代編」「近未来編」「SF編」「中世編」「最終編」の9編だ。バトルは「チェッカーバトル」と呼ばれる独特の戦闘システムで、カンフーもの、潜入もの、SFホラーなど様々な物語をターン制RPGとして表現する工夫が施されている。本作は小学館との共同企画で、小林よしのり、田村由美など当時小学館の漫画雑誌にて連載を持っていた7名の漫画家が各シナリオのキャラクターデザインとして参加している。
ゲニ男が気になる理由
これは、普通のRPGじゃないんだ。シナリオごとにゲームシステムまで変わる。SF編ではバトルがほとんど存在しない。功夫編がいちばんシンプルなゲームシステムで、近未来編も比較的オーソドックス。SF編はバトルがほとんど無いという変わり種だという構成が、ひとつのソフトの中に共存している。これは異常なことだ。
そして、このゲームが生まれた時代のことを考えると、余計に凄みが増す。同時期にスクウェア自身が『ファイナルファンタジーVI』や『クロノ・トリガー』といったビッグタイトルを出しており、任天堂の『MOTHER2』なども同時期に出た。だと言われている。その言葉が刺さる。真似できなかった、ということだ。それがこのゲームの本質的な異質さを物語っていると思う。静かに、しかし確かに、30年以上語り継がれてきた理由がそこにある。
こんな人にやってほしい
RPGに飽き始めた人に特に言いたい。「ゲームの物語ってこんな形でも成立するのか」と驚けるはずだ。ひとつのシナリオが短くまとまっているから、長編RPGに腰が引けている人でも入りやすいと思う。
オリジナルのスーパーファミコン版を体験したいなら、それがベストだ。現代的に遊びたいなら、HD-2Dリメイクとしてスーパーファミコン版のイメージを崩さず、ボイスも収録されたSwitch版がある。どちらのルートでもこの作品の本質には辿り着けるはずだ。
レトロゲームをただの懐かしいものとしてではなく、今もなお有効なゲームデザインの実験として見てほしい人にも、この一本は刺さるはずだ。やってみる価値はある。…以上。
