今日の1本

…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、1991年9月27日にサンソフト(サン電子)からファミリーコンピュータ向けに発売された『バトルフォーミュラ』だ。ジャンルは縦スクロールシューティング、あるいはカーチェイスシューティングと呼んだほうが正確かもしれない。北米では『Super Spy Hunter』というタイトルで展開された、れっきとした海外タイトルでもあるんだ。

どんなゲーム?

敏腕運び屋のジーンがテロリストから新兵器「バトルフォーミュラ」を奪取することに成功する。しかしエンジンをかけた瞬間に警報が鳴り響き、バレてしまう。そこから始まる逃走劇が本作のすべてだ。砂漠を越え、高速道路を越え、時には「バトルフォーミュラ」をボートや戦闘機に変形させながら逃走劇を繰り広げる。カーチェイスとシューティングという2つのシステムをうまく融合させたことにより、他のゲームでは見られない特有のゲーム性が生まれている。「雨が降って路面が濡れ、動くのをやめても慣性でつるつる滑る」「走っている最中にジャンプ台に乗って次の足場へ飛ぶ」といった要素も盛り込まれており、現実の車のようなリアリティがある。ただ、腕が上がるにつれて確実にゲームが見えてくる。そういうタイプだ。

ゲニ男が気になる理由

スーパーファミコンが登場して1年が経過した後に発売されたため、当時のファミコンソフトとしては後期の作品にあたる。新しい世代のゲーム機が主流となる中で発売されたため、流通量が限られ、結果としてプレミア化が進んだ。音楽が『ギミック!』や『ラフ』と同じスタッフによるもので、サウンドのクオリティが高い。また、ファミコンであるにもかかわらず背景が回転するという、ハード限界に挑んだ演出がある。つまり、今からでも正規の方法でちゃんと遊べる。それはありがたいことだ。埋もれたまま終わらなかった、ということでもある。

ファミコン末期の隠れた名作として評価が高く、ファミコン基準を凌駕するゲームソフトとして一部では高く評価されている。こういうゲームを発掘するのがレトロゲーム探しの本質だと思っている。

こんな人にやってほしい

シューティングゲームが好きな人、それからレトロゲームの「やりごたえ」を求めている人に届けたい1本だ。ただ弾を避けるだけでなく、車として路面を意識しながら動く感覚は、他ではほぼ味わえない。

「ファミコンはもう全部知ってる」と思っているゲーマーにこそ触れてほしい。まだ知らない驚きが、あの小さなカセットの中に眠っている。プロジェクトEGGで手軽にアクセスできる今、掘り起こさない理由はない。やってみる価値はある。…以上。

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。