【ハルキゲニ男の未攻略ゲーム愛】2026年10月18日の気になる1本
今日の1本
…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、「クトゥルフ神話TRPG」だ。ジャンルはホラー系テーブルトークRPG。原型となるシステムは1981年にアメリカのケイオシアム社から生まれた。日本では長年ホビージャパンが展開し、現在は新版(第7版)がKADOKAWAから出ている。歴史は長い。だが、いまだに現役で最前線にいるシステムなんだ。
どんなゲーム?
キーパーはシーンを設定し、状況・登場人物・遭遇するものをプレイヤーに説明する。プレイヤーは自分の探索者に何をさせるかをキーパーに伝え、互いに協力しながら物語を創っていく。言葉とダイスだけで完結する、完全アナログの遊びだ。
このゲームの核心は「SAN値」、つまり正気度のシステムにある。1981年に登場したこのゲームは、SAN値という仕組みを核に据えることで、それまでのファンタジーTRPGとは根本的に異なる体験を作り出した。探索者は剣士でも魔法使いでもない。ただの一般人だ。そこがいい。
ゲニ男が気になる理由
クトゥルフ神話TRPGは、現在日本国内において最大数のユーザーがいるTRPGのルールブックだ。リプレイ動画やVTuberが体験したことで、若い層に刺さり再び人気を獲得している。それ自体は知っていた。だが、気になるのはそこじゃない。
俺が気になるのは、このゲームが「勝ち負けのないゲームデザイン」だという点だ。旧版・6版は日本語コミュニティが充実しており、シナリオ数が圧倒的に多い。新版・7版はルールが整理・洗練されている。どちらを選ぶかでも遊び方が変わってくる。そういう「版を選ぶ楽しさ」もアナログゲームらしいと思う。コミュニティがシナリオを作り続けているのも強い。世界観の奥行きは底が見えない。H・P・ラヴクラフトの「宇宙的恐怖」という概念自体が、もともと人間の認識の限界を突いてくるものだ。ゲームのルールがその哲学と正確にリンクしているのが好きなんだ。
こんな人にやってほしい
ホラーが好きな人には当然おすすめだ。でも、それだけじゃない。「物語を一緒に作る」ことに興味がある人に向いていると思う。敷居は低い。
ゲームが苦手でも、演じることが好きなら入っていける。逆に、ゲームは得意だけど人と話すのが苦手、という人にとっては新しい体験になるかもしれない。正気を削られながら、それでも謎に手を伸ばす探索者の気持ちを、一度味わってみてほしい。やってみる価値はある。…以上。
