2026年10月13日の株式市場動向まとめ
サマリ
日本株市場は日経平均が69,030円で微落して始まる週末となりました。米国株は好決算期待が支えてダウ平均が高い推移。AI・半導体関連株の見直し買いと利益確定売りのせめぎ合いが続いており、今週は米CPI発表と決算シーズンが相場の鍵を握ります。
詳細
日本株の動き
日経平均は69,030円で、ほぼ横ばいの推移が続いています。先週は一時7万円の大台を突破し話題を呼びましたが、その後は利益確定売りとAI・半導体関連株への警戒感が相場を押さえています。
先週中盤までAI・半導体関連が大きく買われた反動で、現在は調整局面に入っています。米国の長期金利上昇が続く中、高成長が期待できる銘柄への選別が進んでいます。一方TOPIXは堅調に推移しており、全体では緩やかな底上げが続いているとみられます。
来週13日~16日の予想レンジは67,000円~70,000円。市場では米国の物価指標が落ち着き、半導体大手が好決算を発表できればAI・半導体関連株への押し目買いが期待されています。イオンなど大型小売企業の決算発表も予定されており、注視が必要です。
米国株の動き
米国株はダウ平均が51,850ドル付近で推移しており、高値圏での取引が続いています。12日(米国時間)のダウ平均は約195ドル上昇し、好決算への期待が相場を支えています。
一方ナスダック総合は軟調で、ハイテク株が売られる流れが続いています。8日に半導体関連株が大きく売られたことで、エヌビディアやアーム・ホールディングスなどが下げを余儀なくされました。この流れが日本市場のAI・半導体関連株にも波及しました。
米国企業の2026年7~9月期決算が今週から本格化します。AI需要増加がテック企業の利益成長をけん引するとの見方が市場を支えています。米10年債利回りが27bpの上昇にとどまっており、以前の金利上昇の急速さが緩和されたことも好要因です。
今後の展望
今後の株式市場は複数の重要な材料に左右されることになります。米国ではCPI(消費者物価指数)の発表が控えており、物価上昇のペースが注目されています。小売売上高も発表される予定で、米国の金利動向を左右する重要な指標です。
日本では植田日銀総裁の発言にも注意が必要です。国内金利の上昇幅も限定的ですが、今後の金融政策動向が明確になれば相場に影響します。ASML、TSMC(台湾積体電路製造)など海外の大手半導体企業の決算結果も、日本のAI・半導体関連株の材料になります。
秋相場は全体的には堅調に進むとの見方が強いです。AI投資の高い成長性が長期金利上昇による逆風を上回っているためです。ただし、足元では金利や地政学的リスク(中東情勢など)への警戒から、調整局面が続く可能性があります。投資家は無理なく、押し目を狙うスタンスで臨むことが重要です。
