2026年10月12日の仮想通貨動向まとめ
サマリ
ビットコインは約83,600ドル台で推移し、イーサリアムは2,500ドル前後に軟化。リップル(XRP)は1.40ドル付近で横ばいが続いています。3銘柄ともに今月は高値から一服感があるものの、各種ファンダメンタルズは底堅さを示しています。
詳細
Bitcoin(ビットコイン)
10月11日時点のビットコイン価格は約83,600ドル(約1,260万円)です。10月2日には一時86,682ドルまで上昇しましたが、その後は上値が重い展開が続いています。
市場を大きく動かしたのがシティグループの強気予想です。同社はビットコインの12ヵ月後の目標株価を82,000ドルから113,000ドルへ大幅に引き上げました。米国の雇用統計発表を前にした期待感もあり、10月2日には価格が一気に1.6%上昇する場面もありました。
一方、2025年10月に記録した過去最高値126,080ドルと比較すると、現在はまだ約34%低い水準にとどまっています。時価総額は約1.68兆ドルと依然として圧倒的な首位を維持しており、市場全体の信頼感は失われていません。
Ethereum(イーサリアム)
イーサリアムは10月11日時点で約2,540ドル前後で推移しています。10月2日には2,756ドルまで回復したものの、その後は下落トレンドに転じ、9日には2,493ドルまで値を下げました。
年初来の厳しさも目立ちます。共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏によるETH売却報道や、景気後退懸念が重なり、2026年の早い段階から大きく値を崩した経緯があります。1年前(約4,370〜4,530ドル水準)と比べると、現在は約43%安い水準です。
ポジティブな点としては、シティグループがETHの12ヵ月目標価格を2,240ドルから3,028ドルへ引き上げたこと、そして時価総額が約310億ドルまで回復してきたことが挙げられます。スマートコントラクトの基盤として開発活動も活発で、10月1日にはzkAPIのメインネット展開という技術的マイルストーンも達成しました。
Ripple(リップル / XRP)
XRPは10月11日時点で約1.40〜1.42ドルで推移しています。10月6日に1.49ドル付近で取引されていたものの、7〜8日に急落し、8日には1.3177ドルという安値を記録しました。その後は1.39〜1.41ドル付近で小康状態が3日間続いています。
XRPのレジャー(台帳)では注目の動きがあります。XRPレジャー上でクリーンアップのアップデートが10月23日に自動適用される見通しで、貸出機能(レンディング機能)の導入に向けた投票も進行中です。現在25票のうち17票を獲得しており、可決まであと少しの段階です。
ファンダメンタルズ面では、Ripple Primeが約350億ドル規模のヘッジファンド「Brevan Howard」との提携を10月6日に拡大したことが伝わっており、機関投資家向けのユースケース拡大が続いています。時価総額は約882億ドルで、全暗号資産の中で5位を維持しています。
今後の展望
3銘柄に共通しているのは、2025年の高値圏からは大きく調整した一方で、ここ1〜2ヵ月では緩やかな回復基調が見られるという点です。
ビットコインはシティグループが掲げる113,000ドルという目標価格が一つのターゲットになります。ETFへの資金流入が再加速するかどうかが、次の大きな上昇トリガーとなりそうです。イーサリアムは2,500〜2,700ドルのレンジをしっかり固め、3,000ドル台を目指せるかが焦点。技術アップデートや機関投資家の動向が鍵を握ります。XRPは$1.40〜$1.50のレンジを上抜けできるかどうかが注目ポイントです。レンディング機能の導入やグローバルな決済パートナーシップが材料として意識されており、アナリストの一部は10月中に2.00ドル到達の可能性も示唆しています。
全体として、マクロ経済(米国の雇用・金利動向)と規制環境の整備が市場の方向性を大きく左右する局面です。短期的なボラティリティ(価格変動)には注意しつつ、中長期の視点で各銘柄の動向を追っていきましょう。
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