2026年09月13日の仮想通貨動向まとめ
サマリ
ビットコインは約7万8,000ドル台で推移し、イーサリアムは2,400〜2,500ドルのレンジをキープ。リップル(XRP)は1.35ドル付近の重要サポートを試す展開が続いています。FRBの利上げ懸念が3つの通貨すべてに重しとなっており、今週の動向が今後の方向性を左右する正念場です。
詳細
🟠 ビットコイン(BTC)
ビットコインは現在、約7万8,700ドル前後で取引されています。
9月9日時点の価格は約7万8,737ドルで、直近では8万ドルの大台を一度は回復したものの、再び割り込む展開となっています。
テクニカル面では、20日移動平均線(EMA)の7万7,071ドルが重要なサポートラインです。ここを週足ベースで割り込むと、8月の上昇が「ダマシ」だった可能性が高まり、下値は6万2,000ドル台まで広がるリスクがあります。一方、上値では8万2,656ドルを日足で上回れれば、9万1,719ドル、さらには10万ドルへの道が開けると分析されています。
注目指標であるRSIは68から60台へ低下傾向にあり、買いの勢いが落ちてきているのが気になるポイントです。ただし、長期保有者(ホドラー)のポジション変化を示す指標が8月31日に約2,044BTCのプラス転換を記録しており、底値圏での買い戻しの兆しも見えています。
また、ビットコインのATH(史上最高値)は2025年10月に記録した128,198ドルであり、現在の価格はそこから約39%下落した水準です。マーケットキャップは約1.33兆ドルと、依然として圧倒的な首位を維持しています。
🔵 イーサリアム(ETH)
イーサリアムは現在、約2,450〜2,480ドル前後で推移しています。
9月8日時点では2,471ドルで、9月1日の2,462ドルからほぼ横ばいの動きが続いています。
テクニカル分析で注目すべきは、フィボナッチリトレースメントの0.618ライン(約2,438ドル)です。ここをサポートとして週足で上抜けできれば、次の目標値は約2,920ドル(約19%上昇)になると見られています。さらに月間目標は2,800ドル、強気シナリオでは2,950ドルも視野に入ります。
一方、直近の懸念材料としてはネットワークアップグレード「Glamsterdamアップグレード」のメインネット稼働が2026年Q4(第4四半期)にずれ込んでいる点が挙げられます。また、9月28日にはSepoliaテストネットのフォークが予定されており、開発の進捗が注目されています。
長期的には強気な見方が多く、大手金融機関のスタンダードチャータードは将来的にETHが4万ドルに達し、ビットコインの時価総額を上回る可能性すら予測しています。2025年8月には史上最高値の約5,000ドルをつけており、現在の価格はその半値以下とお買い得感もあります。
🟣 リップル(XRP)
リップルは現在、1.35ドル前後で推移しており、攻防が続いています。
XRPは2026年8月に28.5%という2021年以来最高のパフォーマンスを記録し、1.70ドル付近まで上昇しました。しかし9月に入り8.2%下落し、1.35ドル近辺まで調整が入った状況です。
今月最大の注目材料は3つあります。①9月1日にRippleが月次エスクローから10億XRPを解放(ただし大部分は再ロックされる見込みで、市場への実際の流通増加は限定的)。②XRPL 3.3.0アップグレードでゼロ知識証明を使った「秘匿トランザクション機能」が導入予定。③9月15日に予定されているCLARITY法案の採決がXRPの規制環境に影響を与える可能性があります。
テクニカル的には、1.35ドルのサポートを守れるかが最大の焦点で、これを下回ると1.20ドルまでの下落リスクが高まります。逆に1.55ドルを突破すれば1.68〜1.86ドルへの上昇が期待されます。機関投資家動向ではゴールドマン・サックスが約8,745万ドル相当のXRP ETF保有を増やしており、中長期目線での機関資金流入は継続中です。
今後の展望
3通貨に共通するリスク要因は、FRBの利上げ懸念です。CMEのFedWatchツールによれば、今月の利上げ確率は約66.4%と高く、リスク資産全体に逆風となっています。マクロ環境が落ち着くまで、強い上昇トレンドへの転換は難しい局面が続きそうです。
ビットコインは7万7,000ドルのサポートを守れるかが焦点で、ここを維持できれば9月の目標値8万2,000ドルへの再挑戦が見込まれます。イーサリアムはGlamsterdamアップグレードの進捗と2,438ドルのサポート維持が鍵を握ります。リップルはCLARITY法案の採決という独自の規制イベントが控えており、良いニュースが出れば一気に1.5ドル台を回復する可能性があります。
市場全体とし
