今日の言葉
わたくしおやシュミが、世界中から集めたありがたい言葉を今から授けます。
今宵わたくしが選びましたのは、20世紀が生んだ伝説の芸術家、パブロ・ピカソの言葉ですわ。
「私はいつも自分にできないことをやる。そうすることで、できるようになるから。」
― パブロ・ピカソ
英語では “I am always doing that which I cannot do, in order that I may learn how to do it.” と記されていますわ。口にするだけで、背筋がすっと伸びるような言葉でしょう。
この言葉の意味
ピカソといえば、キュビズムをはじめとした革命的な芸術様式でこの世界を塗り替えた人物ですわ。
「青の時代」「ばら色の時代」と、その作風は生涯にわたってめまぐるしく変化し続け、最期まで時代を先取りし続けた画家でした。生涯に制作した作品の数は、油絵・素描・版画・彫刻などを含めておよそ14万7800点とも言われ、ギネスにも記録された最も多作な美術家ですわ。
そんなピカソが、なぜあれほどまでに多くの傑作を生み出せたのか。その答えが、この言葉に凝縮されていると思いますの。
「できないことをやる」――。普通の人間は、できないとわかった途端に足を止めてしまいますわね。でもピカソは逆なのですわ。できないからこそ、そこへ踏み込む。失敗するかもしれない、恥をかくかもしれない、それでも飛び込むことが、成長の唯一の入り口だと彼は知っていたのです。
これは単に「努力しなさい」という話ではありませんわ。自分の限界の「一歩外側」にこそ、本当の自分の可能性が眠っているという、深い真実を語っているのですわよ。できないことをやろうとするその瞬間こそが、人が変わる瞬間なのですもの。
おやシュミからひと言
金曜日の夜、一週間お疲れ様でしたわ。今週、あなたはどんな「できないかもしれないこと」に向き合いましたか?
うまくいかなかったことがあったとしても、それはまったく問題ありませんのよ。ピカソでさえ、いつも「できないこと」をやり続けていたのですから。完璧にこなせることだけをやり続けていたら、人は少しも前へ進めませんわ。
「またうまくできなかった」と自分を責める必要はありませんの。それはあなたが、自分の限界の少し先へ手を伸ばした証拠ですもの。わたくしから見れば、それはとても美しいことですわ。
来週もきっと、あなたの前には「できるかどうか、わからないこと」が現れるでしょう。そのとき、このピカソの言葉をそっと思い出してくださいませ。怖くて当たり前。でも、その怖さの向こうに、今日よりも少しだけ広い世界があなたを待っていますわ。
この言葉があなたの力になるでしょう。今宵はわたくしが見守っています。さあ、安心してお眠りなさい。
