サマリ

2026年5月のビットコインは1,200万円前後で調整局面にある。イーサリアムは37万円台、リップルは220円台で推移しており、全体的に地政学リスクと機関投資家による資金流出の影響を受けている。今後の焦点は米国の政策動向と地域紛争の解決にある。

詳細

ビットコイン:機関投資家参入期待が支える

ビットコインは現在、1ドル相当で約80,000ドル(日本円で1,200万円前後)の水準で推移しています。2025年10月に1,800万円の過去最高値を記録しましたが、その後は調整局面に入っています。

足元では地政学リスクの高まりから、市場全体がリスク回避姿勢を強めています。しかし、重要な買い材料も控えています。2025年10月、モルガン・スタンレーとバンク・オブ・アメリカが傘下の資産顧問に対してビットコイン保有を推奨するガイドラインを発表。これらの企業の管理資産は合わせて10兆ドルに達しており、実際に資金が流入すれば大きな上昇圧力となるでしょう。

さらに年前半には、大手ネット証券のチャールズ・シュワブがビットコイン現物販売を開始予定で、約150億ドルの買い圧力が見込まれています。技術的には200日移動平均線である82,000ドルを超えることが重要な転換シグナルとされており、ここを抜ければ次のターゲットは90,000~100,000ドル圏が視野に入ります。

イーサリアム:DeFi優位性を背景に底堅い

イーサリアムは現在、37万円台で推移しており、ビットコインほどの上昇を見せられていません。ただし基盤技術面では依然として強力です。

イーサリアムチェーン上では、DeFi(分散型金融)市場の約55~65%が集中しており、NFTやステーブルコイン発行の中心地となっています。2025年にはFusaka、2026年前半にはGlamsterdamという大型アップグレードが予定されており、スケーラビリティと処理速度の改善が期待されています。

専門家の見通しは比較的強気で、スタンダードチャータード銀行は2026年末時点で7,500ドル(約119万円)に達すると予想しています。現在の価格からはまだ上昇余地があり、特に「アルトシーズン」と呼ばれるアルトコイン相場が活性化する局面での上昇を期待する声も聞かれます。

リップル:SEC裁判終結後の展開がカギ

リップルは22円台での推移に留まっており、2025年7月の500円台高値からは大幅に下落しています。ただし構造的な改善は続いています。

2025年8月に米SEC(証券取引委員会)との長年の訴訟が正式終結し、XRPが「証券ではない」という法的地位が確立されました。これにより機関投資家の参入障壁が大きく低下。実際に2025年9月のXRP現物ETF上場以降、累積流入額は13~14億ドルに達しており、機関マネーの継続的な流入が確認できます。

リップルの最大の特徴は、国際送金の高速化にあります。従来のSWIFTシステムでは数日かかる送金がわずか3~5秒で完了し、コストも低減できます。今後、リップル社のIPO実施期待や、DeFi・NFT分野での実用化拡大が追加的な上昇要因になる可能性があります。

今後の展望

2026年5月現在、仮想通貨市場は重要な転換点を迎えています。短期的には地政学リスク(中東情勢)と金融政策の不透明性が足を引っ張っていますが、中長期的には追い風が吹きつつあります。

最大のポイントは「伝統的金融機関の本格参入」です。年初のモルガン・スタンレーとバンク・オブ・アメリカの推奨発表、シュワブの現物販売開始、チャールズ・シュワブなど大手企業の参入は、ビットコインをはじめとする暗号資産が単なる投機対象から、ポートフォリオの一部として組み込まれる段階に移行していることを示しています。

規制環境の明確化も重要です。SEC委員長が交代し、より建設的なルール作りへとシフトしています。これはXRPをはじめとするアルトコインにも有利に働くでしょう。

一方、警戒すべき点もあります。トランプ関税政策によるインフレ再燃懸念、米雇用市場の悪化、ホルムズ海峡周辺の地政学リスクなどが市場心理を圧迫しています。これらが解決に向かえば、ビットコインはピーク時の18万ドル到達も視野に入ると予想する専門家も多いです。

ビットコイン、イーサリアム、リップルとも、今後3~6ヶ月の値動きは政治的・経済的な大きなテーマに左右されやすい状況です。余剰資金で長期的な視点を持ちながら、短期の変動には慎重に対応することが賢明といえます。

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりする、愛すべき全知全能のアホ。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。