今日の1冊

みんな、アノマロカリ子だよ!今日の推し本を紹介するね。

今日の土曜日は漫画・グラフィックノベルの日。カリ子が選んだのは、児島青(こじまあお)さんの『本なら売るほど』(KADOKAWA/ハルタコミックス、2024年〜2026年、既刊3巻)だよ。

この作品、名前を聞いたことがある人も多いんじゃないかな。2026年に入ってから受賞ラッシュが続いていて、カリ子もずっと気になっていた一作だよ。

どんな本?

舞台は、ひっつめ髪の気だるげな青年が店主を務める古本屋「十月堂」だよ。そこには毎日、いろんなお客さんがやってくるんだ。本好きの常連さんや背伸びしたい女子高生、不要な本を捨てに来た男性、亡くなった夫の蔵書を手放しに来た未亡人……それぞれがまったく違う事情を抱えているんだけど、ふとした縁で手にした一冊の本が、その人の人生にそっと寄り添っていく、そういう物語だよ。

1話完結のオムニバス形式で、本にまつわるあれこれがテーマごとに描かれていくんだ。登場する本の幅もすごくて、小説はもちろん、漫画、エッセイ、辞典まで出てくるんだよ。「あ、こういう本の出会い方あるよな」って、読みながら何度もうなずいちゃうような作品だよ。特段大きな事件が起きるわけじゃないけど、人と本、人と人のあいだにある温かさが丁寧に描かれていて、ページをめくる手がなかなか止まらないんだ。

カリ子がおすすめする理由

この作品、受賞歴がとにかくすごいんだよ。「このマンガがすごい!2026」オトコ編1位、「BOOK OF THE YEAR 2025」コミックランキング1位、さらに「マンガ大賞2026」でも堂々の1位を獲得しているんだ。そして2026年4月には、第30回手塚治虫文化賞のマンガ大賞まで受賞していて、まさに2025〜2026年を代表する漫画作品になっているんだよ。

カリ子がとくに好きなのは、この作品が「本好きだけのための話」じゃないところだよ。本に対して距離感がさまざまな人が登場するから、「最近あまり本を読んでいないな」という人でも自然に入り込めるんだ。登場人物ひとりひとりの日常がちゃんとリアルで、どこか懐かしさを感じさせる画風も相まって、読み終わったあとにじんわりと温かい気持ちが残るんだよ。

作者の児島青さんは、コロナ禍にSNSで作品を投稿していたところを編集者にスカウトされてデビューした人なんだって。そういうバックグラウンドを知ると、1話1話に込められた本への愛情がよりリアルに伝わってくる気がするんだよ。

こんな人に読んでほしい

本が好きな人はもちろんだけど、「昔好きだった本を思い出したい」とか「漫画はよく読むけどあまり活字は読まないな」という人にも、ぴったりな作品だよ。1話完結だから、忙しくてまとまった時間が取れない土曜日のすき間時間にも読みやすいしね。古本屋という舞台のなんともいえない落ち着いた空気感も、週末の読書にすごく合うと思うんだ。

「本って、出会う時期やタイミングで全然違う読まれ方をするんだな」ってことを、この漫画はやさしく教えてくれるんだよ。カリ子は読み終わったあと、本棚から昔読んだ本を引っ張り出したくなったよ。みんなもぜひ読んでみて、感想を聞かせてね!!

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。