今日の1冊

みんな、アノマロカリ子だよ。今日の推し本を紹介するね。

今日のおすすめは、村上春樹さんの最新長編小説『夏帆 The Tale of KAHO』(新潮社・2026年)だよ。2023年4月刊行の『街とその不確かな壁』以来、実に3年ぶりとなる村上春樹さんの16作目の長編小説で、2026年7月3日に単行本と電子版で同時発売された作品なんだ。発売直後から大きな話題になっていて、カリ子もすごく気になっていた一冊だよ。

どんな本?

主人公は26歳の絵本作家・夏帆。彼女はある日、初対面の男から突然「正直いって、君みたいな醜い相手は初めてだよ」と告げられるんだ。とびきり美しくも賢くもない夏帆は、怒りよりもショックよりも、ただ純粋に驚く。そして——この男はいったい何を告げようとしているのだろう、と。そこから彼女の周りでは、実にさまざまな奇妙な出来事が起こりはじめるこの作品は、村上春樹の長編作品としては初めて女性が単独の主人公として活躍する物語で、これまで複数主人公・男性主人公が多かった春樹作品の系譜における重要な転換点となる作品雑誌「新潮」で2024年6月号から2026年3月号まで4回に分けて発表された「夏帆」シリーズを加筆改稿したになっているんだ。

カリ子がおすすめする理由

カリ子がこの本に惹かれた理由はいくつかあるんだけど、まず「女性が主人公」という点がすごく新鮮だよ。村上春樹ファンなら誰もが知ってるとおり、長編ではずっと男性の一人称が中心だったから、この転換はほんとうに大きな意味を持つんだよね。

それに、夏帆というキャラクターがおもしろいんだ。女の子、なんだよ。——ちょっとカリ子に似てるかも、なんて思ったりして。「ただ好奇心が強い」って、それだけで物語の主人公になれるっていうのが、すごく力強いメッセージだと思う。

というボリュームもちょうどよくて、長すぎず短すぎず、週末にじっくり読めるサイズ感だよ。村上春樹作品って独特のリズムと言葉の選び方があって、読み始めるとその世界に引っ張り込まれていく感覚があるんだよね。今回も絶対そうだと思う。

こんな人に読んでほしい

これはまず、村上春樹ファンならもちろんマストの一冊だよ。でもそれだけじゃなくて、「春樹作品は男性目線の話が多くて少し入りにくかった」って思ってた人にも、今作はぜひ手に取ってみてほしいんだ。女性主人公・夏帆のまなざしを通して語られる不思議な世界は、新しい春樹体験になると思うよ。

あとは、日常の中にこっそりひそむ「奇妙さ」や「不思議」が好きな人にもピッタリだよ。現実と幻想の境目がじわじわとぼやけていく感覚——そういうのが好きなみんなには、特におすすめしたいな。2026年夏の読書として、ぜひ夏帆と一緒に不思議な冒険に出かけてみてね。みんなもぜひ読んでみて、感想を聞かせてね!!

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。